「7月10日午後1時、長野県北部でM7.5の地震が発生、長野市では最大震度6強を観測。この地震により小市区も建物の倒壊、道路の決壊、火災の発生が相次いでいる」…こうした地震災害を想定した防災訓練が行われ、真夏日の厳しさのもと、約100人位の区民が参加しました。
私も区民の一人として避難訓練に参加。まずは近くの公園に集まり、区の協議員や組長さん達と一緒に、避難場所である小市公民館まで徒歩で避難しました。私の住まいは小市の東のはずれに位置しており、地震発生から避難所到達までに40分、区内で一番時間がかかる地域です。
訓練式で挨拶をさせていただき、「避難途中の道すがら、道路が寸断されていたらどうするのか、小市南団地が倒壊していたらどうするのか、想像力を働かせながら公民館を目指した。訓練は自らの安全を確保しながら、想像力を働かせ、いろんな事態を想定して動くことを身に着けることがカギ」と感想を述べたうえで、「松本の震度5強の地震から、安否確認と建物の耐震化が課題とされている。向三軒両隣で声をかけあい安否を確認し、情報を集約していくことが重要。災害はいつでもやって来る、日頃からの訓練を生かし、災害に備えよう」と呼びかけさせてもらいました。
今年の訓練には、東日本大震災の経験からでしょう、例年より大勢の区民が参加されました。避難訓練の他、消火や応急手当の訓練、ディグ訓練などを実施、また日赤奉仕団の皆さんを中心に炊き出し訓練も行われました。さらに、公民館内では小市4丁目の塚田武司さんの指導で「防災ずきん製作」のコーナーも、多彩な訓練となりました。
一人住まいのお年寄りや障害者、災害時要援護者に登録されている方々(登録されていない方がいることも要注意です)の個別の避難訓練を計画・具体化していくことも待ったなしです。訓練が「いざ災害」の時にしっかり活かされることを心から願います。終了後、消防局の安茂里分署長と「来年は小市地区内の4地区合同の防災訓練にしたいですね」と話し合いました。関係者の皆さんと相談して実現したいものです。