昨日、本会議での個人質問を行いました。屋代線存続問題に時間を取ったため、予定していた質問をすべてこなすことはできませんでした。屋代線問題は、平行線のまま終わった感は強いですが、活性化協議会での議論が如何に「残すための協議ではなく、廃止に導くための協議であったか」を改めて明らかにすることができたのではと思っています。自己満足かもしれませんが。問題は「この先」、「これから」です。
夕方の各放送局のテレビニュースで、私の発言を取り上げてもらったようで(自分は見ていないのですが…)、今日はいろんな処で「テレビに大きく出てたね」と声をかけてもらいました。SBCでの報道をネットニュースから転載させてもらいます。
長野市議会の3月定例会では、きょうも、長野電鉄屋代線についての質問が出されましたが、市側と議会側の議論は平行線のままでした。一般質問の2日目、市民ネットの布目裕喜雄議員は屋代線問題について、「市長も副市長も『出来ることなら残したい』と語っていたが、市や協議会は出来ることを全てやってきたのか、住民合意が形成されていない問題をどう考えるのか」と質しました。これに対し鷲沢市長は、「意向調査では沿線、沿線外共に『存続が困難ならバス代替でよい』という人が過半数だった。『市民の本音は存続は困難』との認識を確認できた調査で廃止はやむを得ない」との考えを改めて示しました。また、「線路などの施設を自治体が保有して、運行は別の組織が行う上下分離方式が最も現実的」との質問に、市の担当者は、「どんなシステム・運営形態でも、利用者増が見込めなければ、持続可能な交通手段として維持するのは困難」と応えました。この後全議員の半分を占める最大会派の新友会が総会を開き、沿線の住民代表から出された、「利用者を増やすための実験を続ける請願書」について、会派としては請願の採択を見送り、継続審査とする方針を決めました。
ここで新たな問題です。最後の2行部分です。新友会の中の議論は、断片的には漏れ伝わってきていました。継続審査にする合理的な理由はありませんから、沿線議員らが中心になって押し返せるのではと半分期待していたのですが、残念ながら押し切られたようです。廃止に伴うバス代替の検討・協議が否応なしに進むことを考えれば、地元自治協からの請願の採択のタイミングは、この3月議会しかありません。しかも、住民を代表する組織である自治協からの請願です。この間、私は屋代線存続問題は議会の真価が問われる問題だと指摘してきましたが、まさにこの点が問われていると思います。「数の世界」であるだけに、多数派を切り崩すような外からの圧力がうごめいているのでしょうか。議会の中にも「バス代替は仕方がない」と考える議員がいることは承知しています。しかし、各会派からの委員で構成している公共交通対策特別委員会における議論と意見集約があります。新友会の議員には、なお働きかけを続けたいと思います。
週明け8日まで個人質問が続きます。屋代線問題は今議会の大きな論点の一つ、私の質問への答弁を含め、全体的なやり取りを踏まえた上で、論点整理して報告したいと思います。
明日は、私の後援会総会と市政報告の集いを計画しています。午後3時からサンパルテ山王で、会費4000円です。