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06年4月19日記
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安茂里地区が高齢者交通安全モデル地区に指定
 H18年度の高齢者交通安全モデル地区に安茂里地区と篠ノ井地区が指定され、安茂里地区では4月18日、老人クラブ連合会の総会にあわせ指定書交付式が行われました。
高齢者交通安全モデル地区事業は昭和59年から実施されている県の事業で、長野市内では中央警察署管内と南署管内でそれぞれ1地区ずつ指定されてきています。

■なぜ、安茂里地区?

 安茂里地区は最近ではH12年度に続く2回目の指定です。昨年2件の交通死亡事故が発生し、内1件が高齢者の死亡事故であったことが指定の最大の理由となっています。
  *H17年11月18日 国道19号八十二銀行安茂里支店前 63歳の歩行者死亡
  *H18年1月16日  犀北団地の市道・犀北郵便局近く 91歳の歩行者死亡
 また、国道19号や県道川中島停車場線など主要幹線道路が住宅密集地を貫くように走り、交通量も激しく今後も交通事故の発生が心配されること、2万3千人の人口を抱え、内65歳以上の高齢者が4165人を占め、今後も高齢者人口の割合が増加し、高齢者の交通事故が心配されることなどから指定となったものです。
 今後、モデル地区を住民に周知し、交通安全団体や老人クラブが主体となった交通安全教室を開くなど、事業を具体化していくことになります。

■死亡事故ゼロをめざして
 昨年度は市内で芹田と松代地区が指定され、前年度で両地区合わせて5件あった死亡事故が1件に減少し、効果をあげることができたそうです。尊い命が交通事故で絶たれることのないよう、運動を強めていかなければなりません。
 老人クラブ連合会の総会に合わせて開かれた指定書交付式では、早速に交通安全教室が催されました。交通安全教育講師の皆さんが、交通事故につながる「死角」や大型車の「内輪差」の危険性をわかりやすく説明、さらに腹話術での交通安全のお話(写真)には、会場に笑いと拍手を呼びながら、和やかなうちにも有意義な教室となりました。「ケンちゃん」「シンちゃん」の腹話術は、内容もさることながら技術も素晴らしかったです。
 モデル地区の指定は、模範的な交通安全運動の推進を狙いとしたものですが、死亡事故が多いことから指定されたわけで、決してうれしい指定とはいえません。しかし、この指定を機に死亡事故ゼロを何としても実現したいものです。


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