憲法に違反し集団的自衛権の行使を認める安保閑法制が成立して1年となった19日、長野市の上千歳広場では午前10時半から「戦争をさせない!9.19集会」が開かれました。
「戦争をさせない1000人委員会・ながの」や「憲法9条の会長野連絡会」など市民団体が実行委員会を繰り催したもの。
私は差出南区の敬老会があって、集会の途中までしか参加できませんでしたが、「9.19」1年の今日の時間を共有することができました。
南スーダンに派遣するPKO部隊に、新しい安保法制を発動し「駆けつけ警護」などの新任務を課すことになります。派遣を予定する南スーダン南部地域は既に戦闘地域となっており、武力行使は避けられない切迫した情況になっています。
誰も殺さない、誰にも殺されない…非軍事・民生の国際協力支援が大きな転換期を迎えることになります。
安保法制を発動させない!一大世論の再構築が問われています。
9月市議会では16日、9条の会から提出されていた「戦争法=安保法制の廃止を求める請願」が残念ながら否決されました。
また、長野地区護憲連合から提出された「慎重な憲法論議を求める請願」は「継続審査」となりました。
それぞれ紹介議員や窓口議員となって可決を目指しましたが、「数の力の壁」を壊すことはできませんでした。
「慎重な憲法論議を求める請願」は、衆参ともに改憲勢力が3分の2を超える中で動き出す憲法審査会が、各界各層の多様な意見を踏まえ、厳に慎重に論議することと国民的議論の動向を見据え拙速な憲法改正発議を行なわないことを求める内容。
極めて当たり前のことを国に求める請願なのですが、最大会派=新友会や公明議員の「憲法審査会の動向を見極めるべき」との主張で「継続審査」となったものです。
相も変わらず、長野市民の切実な声に背を向ける不誠実な姿勢といわなければなりません。
何とか打開したいのですが…。