昨年の善光寺御開帳期間中に開催した「善光寺御開帳2015 日本一の門前町大縁日」の盛り上がりを継続させようと、今年からゴールデンウィークを中心に「表参道芸術音楽祭」と銘打ち、市民参加型音楽イベントを開催されています。
会場はトィーゴ広場(新田町交差点・長野市生涯学習センター前)です。
イベント2日目、30日のトップバッターが「安茂里甚句保存会」の皆さんの発表でした。
28日の甚句保存会総会の折、「朝一番は観客が少なくて寂しいからぜひ応援を」と要望いただき、応援団で観客として参加しました。
安茂里支所長や安茂里公民館係長らも駆けつけてみえました。
粋ないで立ちで、見事な発表でした。
午前10時からという時間帯、残念ながらさすがに観客席はまばら…精一杯の拍手を送りました。
古くからアンズの里として知られてきた安茂里、毎年4月ともなれば、家庭の庭や畑に薄紅色のアンズの花が咲き乱れ。着霞の中に見事な景観をつくりだしていました。
安茂里甚句は、江戸時代中期から明治40年ごろまで、アンズもぎや、田の草取りなどの時に盛んに歌われたと伝承されている地域の伝統芸能です。
S52年に保存会が結成されたものの後継者不足等から活動が停滞、H13年に保存会が再建され今日に至っています。
地域の盆踊りや小学校の運動会で普及活動を展開し、地域に広がっています。
保存会の顧問を務めさせていただいていますが、後継者の確保が課題です。
伝統ある安茂里甚句が末永く受け継がれていくことを願っています。