28日、安茂里地区住民自治協議会で長野市建設部に対し、地区内の道路改良等を要望しました。
市からは道路課・維持課・河川課・都市計画課・農業土木課から課長や安茂里地区担当係長らに出席いただきました。新庁舎の7階、議会フロアーの第一委員会室です。
新しく選任された区長さん達と一緒に挨拶を兼ねて毎年行っているもので、今年は、市道差出犀北線(浄水場北側の道路)の歩道整備、国道19号の歩道整備、JR安茂里駅踏切の拡幅、相生橋架け替え工事の促進、差出中央線の拡幅と国道19号交差部への信号設置等を要望しました。
いずれも安茂里地区の長年の懸案課題です。
➡ 差出犀北線、第1期工事として230m歩道整備へ
犀川浄水場から犀北郵便局までの700mが対象区間で、H27年度から用地買収が始まり、今年度、犀北郵便局から東へ230メートル区間で工事が実施されることに。2メートルの歩道整備となります。
44人の地権者がいらっしゃいますが、38人から同意が得られ、工事着手となったものです。
今後、第2期工事(浄水場から西へ)、第3期工事(残る中央区間)を経てH30年度までに完了させる計画です。
第1期区間は、これまで3名の死亡交通事故が発生した区間で、通行者等の安全が図られることになります。
➡ 国道19号の歩道整備
安茂里地区では、第5地区の住自協と連携し、「国道19号歩道整備推進準備委員会」を立ち上げ、信州新町地区の歩道整備の経験に学ぶ研修会などを催しながら、地元住民の理解と熱意を高める取り組みを進めています。
市の積極的な関与を求めるとともに、地権者の状況調査や住民アンケートの取り方等についてしっかりとしたアドバイスを強く求めました。
市側は、国道19号全体の期成同盟会でも要望をしていくと答えました。
➡ 安茂里駅踏切の拡幅
JRと協議が続いている課題ですが、JR側は「市道の拡幅が先」との姿勢を変えず、また安茂里駅踏切が拡幅される場合は近隣の踏切の統廃合を求めています。なかなか難しい問題です。
遮断機の設置位置の後退による拡幅など新しい提案を行いました。
地権者の理解が得られないことが大きな壁となっているものですが、いろんな方策を検討するよう強く求めました。
➡ 相生橋、詳細設計へ
地盤調査が完了し、今年度内に橋梁と道路の詳細設計を行い、その後、用地買収に進みたいとしています。予算確保の難しさもあり、安全防災交付金の活用などを含め予算確保を図りたいとしました。
相生橋の安茂里側の先線の拡幅整備は、まだ見通しがつかない状況です。
➡ 差出中央線の拡幅…地権者の理解が課題
安茂里支所から国道19号に接続する道路です。
道路西側の地権者の皆さんの同意が得られず、暫定的に東側に拡幅し歩道設置がされてきましたが、通行量が多く拡幅が迫られている市道です。
国道19号との交差部は、道路構造が変則な上に差出西信号機から近いため、信号機はハードルが高いとされていますが、安茂里小学校との通学路点検で横断歩道の設置要望も出されている地点です。
警戒標識は設置されましたが、通学路の安全確保に向け、取り組みを強めたいと思います。