20日~21日、東京都内で開かれた社民党第15回定期全国大会に長野県連合の代議員として出席。
社民党に党名変更・組織移行してから20年目の節目の大会です。
「アベ暴走政治STOP!参議院選挙に勝利し、平和憲法を守り抜こう」をスローガンに、社民党の存亡をかけた7月の参院選勝利に向けた体制固めのための大会です。
野党4党の代表が結集
大会には、民主、共産、維新、生活各党の代表者らが出席し、参院選での結束を強調しました。
民主党の枝野幹事長は、立憲主義、国民生活、民主主義の危機を訴え「自民・公明両党とその補完勢力を如何に最小化するかが最優先。それぞれの政策に違いはあるが、乗り越えて戦っていかなければならない」と強調。
社会党時代を通して初めて党大会に出席した共産党の志位委員長は「私があいさつするのは歴史的。参院選に向けて、戦争法廃止の大義名分のために大胆な決断をする」と野党統一候補に向けて共産党候補を取り下げる姿勢を鮮明にしました。
小沢一郎・生活の党と山本太郎と仲間たち代表は「野党5党が、口先だけでなく、政権交代に向けて頑張ることが大事」と述べ、野党統一候補を具体的にしていくことの重要性を改めて強調しました。
5野党党首会談で切り拓かれた野党統一候補擁立の潮流
前日19日の5野党党首会談では、正確に言うと5点が確認されました。
➊安保法制の廃止と集団的自衛権行使容認の閣議決定撤回を共通の目標とする。
➋安倍政権の打倒を目指す。
➌国政選挙で現与党及びその補完勢力を少数に追い込む。
➍国会における対応や国政選挙などあらゆる場面でできる限りの協力を行う。
➎なお、5野党の幹事長・書記局長間で協議し、具体化を図る。
そして、安保法廃止2法案が5野党により共同提出されました。
歴史的な5野党党首合意です。
民主・社民・共産を軸にした野党統一候補への機運、一挙に高まる
長野県における参院選の構図は、自民党VS野党統一候補となる機運が一挙に高まります。
社民党は、今日的な政治状況や政党支持率等に鑑み、民主党に対し党公認に固執せず、無所属の統一候補の擁立を求め続けるとともに、「安保法制廃止、立憲主義を守る、安倍政権のもとでの改憲阻止、格差社会の是正」を相互に確認し、市民グループを含めた「共同のテーブル」での合意形成を目指してきました。
独断先行する民主党県連の対応に問題はありますが、野党統一候補は民主党が既に公認候補として決定した杉尾秀哉氏を軸に協議が進むことになります。
3野党間の協議を進展させるとともに、杉尾氏との政策協定を視野に入れて体制づくりを穂図る段階を迎えています。
政策協定がカギです。
比例2席以上が至上命題
アベ暴走政治を止めるためには、社民党の存在が不可欠です。
そのためには、改選となる吉田ただとも党首、福島みずほ副党首の2つの議席を死守することが至上命題です。
「5人以上の国会議員、2%の得票率」を基準とする政党要件ギリギリにある社民党にとっては、まさに党存亡の闘いです。
又市幹事長は、定数3以上の選挙区における独自候補の擁立、全国11比例ブロックにおける比例候補1人の擁立がなかなかはかどっていない厳しい現象を踏まえ、「座して死を待つより、立ち上がって戦い抜こう」と檄を飛ばしました。
社民党は250万票の比例票の獲得を目指しています。
社民党へのご支援を心からお願いする次第です。
【付録】
★大会に来賓で出席したSEALDs・本間信和さん(筑波大3年生)の言葉より…
「戦後70年、戦争をしなかった国の若者の血を流すことは絶対にできない。そんな法律は許せない」
「野党は牛歩、野党は共闘」
★同じく評論家・佐高信さんの言葉より…
「愚者は語り、賢者は聴く」
「自民党に天罰を、公明党には仏罰を」