「ご近所の底力を試す訓練」…10日、小市区防災訓練が行われ、近所の皆さんと一緒に一時避難場所に指定されている公園に集合し、避難所である安茂里体育館までの避難行動から参加しました。
午後1時、県北部でマグニチュード7.5の地震が発生、最大深度6強を観測。
小市区内でも建物倒壊、道路の決壊、火災発生が相次いでいることを想定しての訓練で、避難訓練をはじめ、情報収集・通信伝達訓練、消火訓練、救出救護応急手当訓練、DIG訓練、簡易防水工法訓練などに取り組まれました。
6月には大雨による避難勧告が安茂里地区で2日続いて発令されたこと、9月には記録的豪雨による茨城県・鬼怒川等の堤防決壊・氾濫災害が発生したことなどを受けて、150人余りの住民が参加、真剣な訓練となりました。
私は訓練開始式の挨拶で、避難勧告発令事態を踏まえ、「小市は土砂災害警戒区域、洪水による浸水想定区域に指定されている地域で、いざという時に備え地域力を高めていかなければならない。今日は土曜日の午後の訓練で、現役世代が家にいる時間帯。災害がウィークデイの日中だったらどうするか、何ができるか。深夜だったらどうするか、何ができるか。想像力を働かせながら、訓練することが力になる」と述べさせてもらいました。
避難行動では、近所の皆さんと、日中に一人暮らしとなっている高齢者世帯、車椅子がないと避難できない世帯などの情報を交換しながら、30分かけて避難所である体育館まで歩きました。
小市1丁目第1班に所属する私の家は小市区内の一番東、西河原と犀北の境目となります。安茂里体育館・小市公民館までは一番遠い地域です。
災害発生時の避難場所としては「犀北公民館が一番近く現実的」です。小市1丁目1班の住民は犀北公民館に避難しているという情報を災害対策本部に伝達できる方法を確立しておくことも重要といった話もしながら避難しました。
いざという時の備え、近所の底力が発揮できるよう、互いに防災意識を高めあっていくことの大切さを改めて痛感した訓練でした。