長野県護憲連合の主催で2日夜、米軍普天間基地の名護市・辺野古への移設問題をテーマに沖縄連帯集会を県労働会館で催しました。
平和フォーラム北信越ブロックの沖縄連帯キャラバンの一環として取り組んでいるもので、「辺野古新基地建設・オスプレイ全国配備を止めよう!STOP!戦争法案」をアピールしました。
今年は沖縄県の地元ローカル紙「琉球新報」の仲村良太記者を講師に招きました。琉球新報労組からの派遣です。
沖縄では5月17日に「戦後70年、止めよう辺野古新基地建設!沖縄県民大会」がオール沖縄で3万5千人の県民を結集し開かれました。
この県民大会で翁長雄志・沖縄県知事は、辺野古移設が普天間返還の「唯一の解決策」とする政府に対し「阻止することが唯一の解決策だ」と強調。“しまくとぅば”で「沖縄人をないがしろにしてはいけない」と訴えました。
夏頃にも辺野古の埋め立て本体工事に着手しようとする政府に対し、知事を先頭に作業の中止と計画撤回を求める歴史的な大会となったものです。写真は琉球新報紙面より。
仲村さんは、県民大会の様子や辺野古基地建設の問題点を琉球新報の特集紙面を使いながら紹介、直近の琉球新報の世論調査では、辺野古移設反対が83%、ボーリング調査の即時停止が71%に上っているとし、「沖縄の民意は移設ノーが大多数。沖縄の民意を受け止め、辺野古問題を全国の問題として捉えてほしい」と強調しました。
また、米軍の新型輸送機オスプレイが普天間基地に続き米軍横田基地にも配備され、陸上自衛隊へのオスプレイ配備が計画される中、「墜落の危険性や騒音問題は長野県を含む全国に及ぶ」と指摘しました。
記者の目から見た「沖縄の今」の訴えに、参加者は熱心に耳を傾けました。
キャラバンでは、昼にJR長野駅前で街頭宣伝活動も展開。仲村記者からも訴えてもらいました。
「辺野古」は沖縄だけの問題ではありません。否、沖縄だけの問題にしてはなりません。
沖縄県民と心を一つにして、辺野古新基地建設反対!を訴えたいと思います。
オスプレイの全国配備・低空飛行訓練の撤回を求めるとともに、「平和」の衣をまとった「戦争法」を拒否し、戦争法案を葬り去るために全力をあげたいと思います。