福祉環境委員会の行政視察は、佐賀市ではバイオマス産業都市の取り組み、北九州市はオレンジプラン(認知症施策推進計画)、総社市は障がい者1000人雇用事業について学んできました。長野市での施策展開にあたってヒントを得た視察でした。
別途報告します。
さて、視察から帰った翌日、23日の午前に、千曲川・犀川水防連絡会、長野県、長野市、国土交通省北陸地方整備局の4団体が主催する千曲川・犀川総合水防演習に参加しました。
国土交通省が中心となって全国的に展開しているもので、今回の長野県での開催は、千曲川・篠ノ井橋下流の左岸河川敷をメイン会場に実施されました。
大雨による千曲川氾濫を想定しての総合訓練で、千曲川・犀川の流域自治体の消防団をはじめ61団体が参加する極めて大規模な水防訓練です。1300人の流域地区の消防団、避難訓練等の参加住民を含めると3000人規模だそうです。
10時32分頃に、訓練での「避難勧告発令」を知らせる緊急エリアメールに驚かれた方も多いのではないでしょうか。
訓練では、流域の特性に合った実践的な水防広報や、河川管理者や公共機関、協定企業等が連携しての出水時の訓練が、大掛かりに行われました。
また、会場では、地震体験車や豪雨体験車が並び、地元・篠ノ井通明小学校の児童らが参加していました。
長野市でも毎年、水防訓練を行い、いざという時に備えていますが、今回の訓練は「総合演習」とされるもので、大型モニターでのリアルタイムの映像配信をはじめ、「さすが、国がやることは違うね」と市議たちと話しながら、見学しました。
まさに「見学」でした。私たち市議は招待者で、テントの中から大型モニターを見ながら訓練の様子を視察するっていう感じでした。
こうした訓練を通じ、日常化する災害に対する備えを「日常のもの」にしていくことが大切です。
午後には、ビッグハットで催されている「本物の家造りと職人の技in信州」のイベントに妻と一緒に出かけてきました。
長野WB工法友の会の主催によるもので、寺社建築に経験と造詣の深い地元の寺島工務店さんから声をかけていただき、職人・匠の技を拝見してきました。
会場では、柱と梁による伝統的な和式工法による家づくりが実演されていました。
子どもたちも大勢参加、体験コーナーでは、目を輝かせながら工作しているのが印象的でした。
この日の体験が未来の大工、棟梁につながることを期待しながら、会場を後にしました。