桃の節句…3月3日。社会人となり東京生活をおくる娘たちがいないと、何ともわびしさが…。
さて、8日に竣工式を迎える南長野運動公園総合球技場の市議会議員対象の内覧会が開かれ、参加してきました。
15,491席を要するスタジアムは、音響のチェックや調度品の搬入などの真っ最中で、オープン間近の緊張感に包まれていました。
残念ながら、ピッチの天然芝は養生のため一面にカバーがかけられており、グリーン一色のピッチは観ることができませんでした。
「思っていた以上に立派な施設!?全面屋根つきスタンドは正解!」というのが第一印象です。
1階の観客席はピッチにも近く、2階・2層化することで全体的に臨場感の高いスタジアムです。
「AC長野パルセイロがJ2昇格を果たしていれば、もっと…」といったところですが、パルセイロの今シーズンでの躍進を願いたいと思います。
今後、8日に竣工式と寄附者銘板除幕式、15日には市民向けの施設見学会が予定され、3月22日にはJ3リーグホーム開幕戦(AC長野パルセイロVS相模原SC)を迎えます。
ところで、総事業費は80億円。竹中工務店を代表企業とするJVが設計施行しました。
内訳は次の通り。
実績額 当初計画
国県補助金 38.1億円 38.0億円
市債 34.4億円 32.0億円
寄附金 3.4億円 6.0億円
一般財源 4.1億円 4.0億円
合計 80.0億円 80.0億円
6億円を目標とした寄附金は3.4億円に止まり、不足分を市債(借金)で補った格好です。とはいえ、3.4億円の寄附は大したものだと思います。
Jリーグ基準をクリアーしなければならないことから、Jリーグ・プロサッカー仕様に特化されたスタジアムです。現実的に、ラグビーやアメフトなど多目的な活用にどれだけ広げられるのかが課題であると思います。