既にホットなニュースではありませんが…。所感をアップ。
8月10日投開票された県知事選挙は、現職の阿部守一氏が共産党推薦候補に大差をつけて再選を果たしました。下の写真は信毎より。
注目は投票率でしたが、全県で過去最低の43.56%。長野市は37.89%、松本市は県下最低の37.12%に終わりました。7党相乗りの選挙戦の故か、「結果が見えている」との思惑が投票所に足を向かわせなかったことは確かでしょう。
私は期日前投票に行きました。期日前投票率は約10%、7日でしたが市役所の投票所は結構込み合っていました。
阿部氏の得票率は、支持率80%を反映しての84.23%、圧勝です。しかし、当選報告会の場面は、推薦7党の国会議員や県会議員、県内各党代表らが詰めかけ、何とも「異様」な?光景…。
もっとも、社民党も政策協定を結んで推薦していますから、「言えば唇寒し」の感強しですがね。
支持者の皆さんからは、「中央リニアはこのままでいいの?環境破壊が心配」「阿部さんは国政与党に引っ張られて、集団的自衛権の行使や教育委員会のあり方で、しっかりものが言えるの?」といった懸念の声を結構いただきました。いずれも「八方美人的県政運営」に「?」を呈する意見です。
阿部知事には、「初心を忘れず、県民の暮らしに軸足を置いた県政」を貫いて欲しいものです。
それにしても、今回の知事選挙は、国会議員・県会議員が中心で、市議レベルまでは具体的な取組の要請が見えないままに終わりました。私自身は出陣式に参加しただけに終わりました。お会いした皆さんには「お願い」しましたけどね。
7党相乗りの組織型選挙の弊害が露わだと受け止めています。結果、過去最低の投票率に結び付いたともいえるでしょう。
阿部氏の公約である「県民起点の県政」=県民と思いを共有し、ともに考え、行動する県政をつくる、これを選挙運動(選挙対策)においても体現してもらいたかったものです。
とはいえ、阿部県知事の2期目、ブレルことなく「県民起点」で臨んでもらいたいと強く願います。