8日、3期12年長野市長を務めた鷲澤市長が退任し、市議会では全員協議会を開き、労をねぎらいました。
市長は3期12年を「短かった。精力を尽くしてきたからだと思う」と振り返っていました。
議会を代表しての議長の言葉は、市長の功績を称賛、ベタ褒め、最高級の賛辞で、聞いている議員の方が恥じ入るような(?)感が無きにしも非ず…中山間地域の活性化、公共交通の再生など、市長自身が述べている課題を、議会としては「残された課題、市議会としての責務の遂行」として触れても良かったのではと思いながら聴きました。
さて、11月7日に配信された現役市長としての最後のメルマガでは、「市民の皆さんのご支援があって、3期12年間、大過なく市長職を務めさせていただきました。やらなくてはならないことについて、一応道筋はつけることができ、個人的には満足して、次の方にバトンタッチができること、今は感謝のみです」、そして、今後について『「いいかげん」…私はこの言葉が、ある意味、気に入ってます。これからも「いい加減」に、頑張っていきます!』と綴っています。
退任式に向かう市長に偶然出会い、「お疲れ様でした。“いい加減”に気張ってください」と声をかけました。シャイな照れ笑いが返ってきました。
退任式の様子はSBCの報道を借りて報告しときます。
…『鷲沢市長はきょう午後、市の幹部職員などおよそ130人を前に退任式に臨みました。
この中で鷲沢市長は、「就任当時は市債が1800億円あったが、500億円減らして1300億円にした」と財政の健全化を進めた実績を強調し、長野オリンピックで借金が増えた困難な財政運営を民間活力の導入などで乗り切ったと胸を張りました。
また周辺の6つの町村との合併や、中心市街地の再生にも力を注いだと語りました。
これに対し黒田副市長が「職員をある時は厳しく、ある時はあたたかく激励してもらった。長い間お疲れ様でした」とねぎらいの言葉を贈りました。
退任式ではこれまでの成果を強調した鷲沢市長ですが、最後の記者会見では中山間地の活性化や公共交通の問題は解決出来なかったと述べました。
今日が73歳の誕生日という鷲沢市長は、大勢の職員に見送られて庁舎を後にしました。』
鷲澤市長、本当にご苦労様でした。
週明け11日は、加藤久雄・新市長の新任式となります。