25日午前中、安茂里地区住民自治協議会と長野市建設部との懇談会が開かれ、住自治協会長をはじめ区長さん達と一緒に参加しました。
市側からは建設部長をはじめ、道路課・維持課・河川課・農業土木課から、それぞれ課長や安茂里地区担当者に出席いただきました。
新年度を迎える中、毎年実施している懇談会です。H25年度は安茂里18区中、14区で新しい区長さんです。
今年は、安茂里地区の懸案課題の5点を総括的に要望しました。具体的な検討に入る課題もあり、一歩前進です。
➊犀川浄水場から犀北団地間、約700mの南側歩道整備
都市計画道路で都市計画街路事業でなければ実施できないとされてきた課題ですが、善光寺平土地改良区から地上権の市への譲渡が要望されたこともあり、「道路事業として歩道の暫定整備を検討する。年度内に方向性を出したい」との考えが示されました。
➋国道19号の歩道整備
2月、長野国道事務所に要望した甲斐があって、国から「H25年度中に概略設計に入る」旨、回答があったとのことです。西河原~小路区間と裾花橋~中御所区間です。
➌JR安茂里駅踏切の拡幅
踏切を渡る市道の拡幅が先とされ、概略図面は作成されていますが、拡幅区間の地権者の理解と協力が不可欠なことから、残念ながらなかなか前進していません。市側は「概略設計に入る国道の歩道整備の計画に合わせ検討していきたい」と述べるにとどまりました。難問の一つです。
➍国道19号・JRを跨ぐマンボ坂の改修
これまで、国道改良工事や大田沢・水路改修(雨水渠)と併せて一体的な整備を検討するとされたきた課題です。国道の歩道整備の計画に合わせ、「橋状のままで整備する方向で検討したい」と新たな考え方が示されました。
もう少し具体的に確認する必要があります。
➎大門区・伊勢宮区の浸水対策
4月一杯で差出中地区でのバイパス工事が完了することを踏まえ、更に大門大堰の底下げと伊勢宮方面へのバイパス工事を進めたい意向が示されました。
小路や西河原地区においても、国道・JRを横断する水路改修の調査に入るとのことです。前進を期待したいものです。
難問もありますが、引き続き、早期実現に向け取り組みを強めたいと思います。
夕方からは安茂里甚句保存会の総会に出席しました。保存会は復活して12年。地域伝統文化の継承に研鑚されている皆さんを激励しました。