国道19号の歩道整備を国に要望

長野国道事務所にて。要望する安茂里住民自治協議会の山口修会長


 25日、国土交通省関東地方整備局長野国道事務所に出向き、国道19号の歩道整備について要望しました。
 19号沿線の安茂里住民自治協議会と第5地区心潤う豊かなまちづくり協議会の両団体で要望したもので、沿線地元の議員の一人として参加しました。長野市の建設部長らも同席しました。

 国道19号は安茂里地区及び第五地区の中御所区を東西に貫く大動脈ですが、歩道の未整備区間が多く、通学児童・生徒や高齢者などの歩行者、自転車利用者の安全確保が懸案の課題となっています。
 この日は、安茂里地区内では西河原交差点から小路地籍までの区間520mを、中御所地区では裾花橋から中御所交差点までの区間200mを第1希望箇所として、また小路から大門の区間690mと差出交差点から裾花橋までの区間190mを第2希望箇所として歩道整備を要望しました。

歩道整備を要望した箇所、小さくてわかりづらいかも…。


 要望に対し、国道事務所長は「国道19号は1日19,000台の通行車両(大型車はその1割)があり交通量の多い道路で歩行者の安全確保が課題である」とした上で「通学路など危険度の高い個所から優先的に整備をすすめたい。要望箇所は人家が連なる区間であり用地提供で地権者の協力が不可欠、慎重に進める必要がある。今日の要望を踏まえ、長野市や地元の協力を得て事業予算の確保に努めたい」と述べました。

要望箇所の写真。左が中御所地区、右が安茂里地区


 予算確保を進めるには整備事業の計画が必要であることから、市の建設部長からは「整備計画・たたき台の作成と提示」を求めてもらいました。
 国道19号に関しては、歩道整備の全体的な進捗計画は作成されていないとのことです。部分的であれ優先度を高め早期の整備実現を図るためには、計画策定と優先的事業化を国に要望し続けることが肝要ということです。

 安茂里区間の国道19号は、差出~大門地籍における自転車道・歩道の整備、小市上町から両群橋区間での歩道整備など、部分的に整備が進んではいるものの、事実上、歩道が無い区間が多く残り、特に降雪時などでは歩行者が国道の車道を歩かざるを得ない危険な状況にあります。
 国道19号の歩道整備は、JR安茂里駅踏切道路(市道)の拡幅や、国道を跨ぐ形で通学路でもある市道、そして太田沢が通るマンボ橋の改良に連動していくものだけに、安茂里地区にとっての重要懸案課題です。

 国道19号に関しては沿線市町村等で期成同盟会が組織されていますが、今回の要望は、長野市域・市街地の沿線2地区が連携して国に要望したことが特徴であり重要だと考えています。国には重く受け止めてもらいたいものです。
 今日の要望をステップに、住民自治協議会の皆さんと連携して、引き続き、力を尽くしたいと思います。

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