何と2週間ぶりの更新です。16日の衆議院解散以降、党県連合副代表の立場で総選挙戦の仕込みと準備に集中せざるを得ず、ブログまで頭が回らず申し訳ありません。
この2週間の出来事は随時フォローしていきたいと思います。
11月27日に、市長に対し「新年度予算編成における重点政策・施策の要望書」を提出しました。要望書はホームページ本編に掲載しましたので、ご覧いただきたいと思います。市長や副市長とのやり取りは改めて報告します。
さて、11月30日、12月議会が始まりました。総額で16億2600万円余の一般会計補正予算など58議案、報告案件3件が提案されました。12月18日までの会期です。
サッカースタジアムの改修にかかる市民合意の課題とプロポーザル契約の行方や事業費の圧縮、第四学校給食センターの建設、ごみ焼却施設の建設、水道料金の値上げ、公共施設白書、いじめ対策、雇用対策などなどが論点になると思われます。
初日の市長の議案説明要旨からポイントを紹介します。
市長就任から丸11年を振り返り…「財政の健全化」「小中学校の耐震化」「下水道事業や駅周辺第二土地区画整理事業」「H17年とH22年の合併」「市民病院の黒字化」などをあげ「道筋が現れたり、一定の成果が現れてきている施策」とする一方、「公共交通機関の整備」「ごみ焼却施設の建設」「中山間地域の活性化」などは「道半ばのものや一朝一夕には解決策が見いだせない施策がある」と述べ、「どれも、やりたいというより、何が何でもやらなければならない仕事」と強調しました。
また、「インフラの老朽化による維持・更新費用の増大は、社会問題化しており、今後の行財政運営上、重要な課題の一つである」と指摘、作成中の「公共施設白書」を踏まえ、将来の人口推計や財政推計などを勘案しながら「公共施設の再配置計画」「長寿命化計画」の策定にに向け検討していく考えを改めて指摘しました。
そして、「H27年は長野市にとってのエポックとなる予感」とした上で、「これからの一年も長野の将来を想う心を抱き全力で取り組む」と述べました。残すところ1年の任期を考えると、意味深なような、そうでないような…。
新年度予算編成…「総選挙となったことから、年内の予算編成は厳しい」とした上で、『本格的な投資的建設事業として新たに「南長野運動公園総合球技場」及び「第四学校給食センター」を加え、10事業を大規模プロジェクト事業に位置づけた…「新幹線延伸に対応したまちづくり」「地域に根差す産業づくり」「健やかで安心なまちづくり」の3つを優先施策とし、必要な財源を重点的に配分していく』
⇒学校給食センターは個別の第四センターに止まらない!第三・第一を含め、これからの10年間に約90億円の事業費が必要なことを正直に示すべきです。
長野電鉄屋代線の跡地活用…『近々「基本構想」をまとめた上で、事業実施時期、概算事業費、維持管理方法等の具体的な内容を示した「整備計画」を作成し、次年度から順次、事業に着手』
新交通システムの導入検討調査…「今年度末には調査結果をまとめ、新年度に入って市民意見を聴き、審議会から答申をいただき、市としての方向性を決める」
長野広域連合のごみ焼却施設…(約90億円の)周辺環境整備基本計画案を取りまとめ、地元各区大将の住民説明会などを実施…来月には全市民を対象とした説明会を開く…施設の必要性などについて丁寧な説明を行い、早期に施設建設の同意が得られるよう努める」
新市民会館の運営等ソフト部分…「今年度中に運営管理実施計画を策定。(運営主体として財団を新規に発足させ)事業計画や収支計画などその他の項目についても検討を進め、文化芸術交流拠点という基本理念を具体化する実施計画づくりに取り組む」
中山間地域の新規事業…来年度の新規事業として、中山間地域で一定の収入を得ながら安心して住み続けることができるよう、雇用の創出や特産品の加工など、地域の活性化につながる多角的なビジネス展開を目指した支援制度を創設する」
いじめ問題への対応…課題として取り上げられたものの、従来通りの取り組みの継続に止まる。「Q-Uアンケート調査をいじめ把握にも活用している」が新たに指摘された位、深刻さが足らないと思うのですが…。
サッカースタジアムの改修…「来年2月1日に技術提案を締切、2月12日の選定委員会で事業者を決定。3月中には設計業務の契約へ」
セントラル・スクゥエアの用地取得問題…「将来的なセントラル・スクゥエアの用地取得に向け、その利活用方法の検討に併せ、交換のための代替地の選定等を進める」
水道料金の見直し…「現在、上下水道事業経営審議会で審議中」としただけ。当日に開かれた審議会では「平均7.86%の引き上げ」を決定、年明け1月に答申、3月議会の議案となります。
新第一庁舎・新市民会館の建設…工事発注方法について、「市民会館を第1工区(一定の市内企業が代表にも応募できる形に、事実上、大手ゼネコンになる)、第一庁舎を第2工区(全てを市内企業への発注)として分割して発注、設備工事でも工種毎の分離発注や市内企業を含むJV構成とするなど、地域全体への経済効果を考慮し、市内企業の参画機会の確保に極力配慮(既に発表済み)」したことを強調。4月から土留め壁工事を行い、本体工事の茶校は来年6月頃からとの見通しを示しました。
来週6日から代表質問・個人質問です。今回は質問がありません。総選挙が始まりますが、議会中は議会の論戦に集中です。