犀北団地は、県住宅供給公社が造成し、S37年から入居が始まった団地で、安茂里地区内では杏花台団地に続くもの。当時は田んぼや畑だけだった地域が、今ではJR安茂里駅に隣接する便利な住宅街に発展しました。
住宅造成時期は、旧安茂里村と旧更北村の2つの地籍に分かれ、自治会も2つあったとのこと、先人の努力により一つの自治会に統合され今日に至っています。先だっても50周年記念の区民運動会が盛大に開かれました。
今では、区内に県営住宅があり、また萌地区という比較的若い世代の団地が広がる中で、現在、小学生は約100人位いるとのことです。
しかし、少子高齢社会の波は深刻です。旧団地内は高齢化が進み高齢夫婦世帯が増えています。同じ安茂里地区内の杏花台団地は山を拓き坂に形成された団地で、眺望こそ素晴らしいものの、南側の家は階段の上り下りが必要なことからか、世代交代が進まず高齢化が著しく、空き家が目立ってきています。平地に造成された犀北団地では、50周年を節目に、世代交代を図り、ともに助け合い、ともに支え合う、あったかい活力ある地域社会が形成されていくことを願わずにはいられません。そのためにも若い世代の就職口が市内で保障されなければなりません。そんな内容の祝辞を述べさせてもらいました。
祝賀会では、信州相撲甚句の披露やマジックショーも行われ、賑やかで和やかなひと時を過ごさせてもらいました。
信濃毎日新聞で報道された記事を紹介します。また、同日の社説で「団地の再生」が取り上げられましたので、あわせて紹介します。