自公政権過半数割れ…長野1区・篠原さん、小選挙区で雪辱晴らす

「政治とカネ」を最大の争点とした第50回衆院選は、27日に投開票が行われ、自公政権与党は大幅に議席を減らし過半数233を割り込む217議席にとどまりました。終盤での「裏公認料」となる非公認候補の政党支部への2,000万交付の発覚により、「裏金」をめぐる自民党への逆風が嵐のごとく吹き荒れたといった印象です。本当に自民党は懲りない面々です。自民党はもはや限界です。

県内小選挙区・支援候補は3勝1敗…自民議席を半減に

県内小選挙区は、社民党が「支援」を決め、ともにたたかった1区=篠原孝候補、2区=下条みつ候補、3区=神津健候補が自民候補との激戦を制し、小選挙区で勝利することができました。4区=武田良介候補は自民に迫ったものの議席に及びませんでした。候補の一本化に至らず自主投票とした5区は立憲・福田淳太候補が自民に猛追し、比例復活を果たしました。自民の議席を改選前の4から2に半減させることができました。

長野1区は篠原孝さんが8期目の当選、前回選の雪辱を晴らし小選挙区で勝ち抜くことができました。開票確認会、午後8時直後の「当確」発表に会場は沸きに湧きました。社民党の代表としてのお祝いのあいさつで「1区有権者の良識の勝利、痛快なる審判。篠原さんには現場第一でブレることなく地域・地方の活性化と疲弊するくらしの立て直しに臨んでもらいたい。これから真価が問われる。県内では1・2・3・4区で野党候補の一本化ができたものの限定的な野党共闘にとどまった。来夏の参院選に向け、野党共闘の再構築が問われる。野党第1党のリーダーシップに期待したい」と注文を付けながらお祝いの言葉をおくりました。

社民党票=県内は19,360票(2.06%)の支持に…ありがとうございました

社民党は沖縄2区で新垣クニオ候補が現有1議席を死守できたものの、九州ブロックでの比例1議席には残念ながら届きませんでした。比例・社民党票は県内で19,360票(2.06%)、北信越では61,928票(1.90%)の支持をいただきました。

「1区は篠原、比例は社民」を訴えてきました。篠原さんへの支持はもとより、社民党を支持・応援いただいた皆さんに心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

自民政治を終わらせる政治の刷新へ!立憲政治をとりもどそう!

石破・自公政権は過半数を確保する多数派工作に向け動き出しています。非公認当選議員の追加公認、一部野党との連携を模索することになるでしょう。あるいは政策を共有するパーシャル連合に進むのかもしれません。11月には招集される特別国会の首相指名に向け、政局が大きく流動化することになります。選挙結果に示された有権者の怒りと良識の審判に向き合い、懲りない自民党・石破政権を追い込んでいくことが問われます。

「政治とカネ」問題の決着は企業団体献金の廃止しかない!

「政治とカネ」…この癒着の温床を断つには「企業団体献金の廃止」しかありません。政策活動費の廃止や第三者機関の設置など小手先の処方箋では自民の金権腐敗体質は変わりません。自民1強政治の終わりを確かなものに!新しい政治の幕開けへ、立憲野党がどう力を合わせていくことができるか、真価が問われます。

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