脱原発カラーとなる黄色のTシャツやリボンを身に着ける140人余りの市民が参加、大飯原発再稼働反対!脱原発!をアピールしました。
首相がいくら「福島を襲ったような地震・津波がきても事故を防止できる」と強調しても、大飯原発で、大地震の際に作業をする免震重要棟やフィルター付きベントができるのは3年後、安全への備えが不十分のままの見切り発車に他なりません。国会の事故調査委員会の調査も終わってはいないのです。
「電力不足」を理由とする再稼働強硬は、福島第一原発事故から何も学んでいない証左です。
今も15万人以上の住民が避難生活を送り、福島第一原発そのものが放射能汚染の発生源となり、いまだに収束の目途も立っておらず、第4号機の使用済み核燃料プールも依然として危険な状態を脱していません。
しかも、大飯原発の再稼働は、「電力不足」に対する例外的措置なのか、他の原発の再稼働の前例となるのか、ストレステストの1次評価のみで十分なのか、こうした疑問は一向に晴らされていません。関西広域連合の“腰砕け状態”は、関係する住民への裏切りといっても過言ではないでしょう。
「国民生活を守る」というなら、放射能汚染から国民を守ることにこそ真剣に対応することです。原発ゼロを維持し、自然エネルギー大転換を抜本的に促進することです。エコでスローなライフスタイル、社会を実現するしかありません。