ミャンマーで国軍がクーデターを起こしてから2月1日で丸2年を迎えてしまいました。
国軍による市民への弾圧が続き、ミャンマーの人権団体によると、クーデター以降、2,940人が殺害され、今なお1万3,763人が拘束されています。国内外に逃れた避難民・難民は250万人を超えるとされます。
ミャンマーでは1日、軍政に抗議するため、一斉に仕事を休んで外出を控える「沈黙のストライキ」が呼びかけられました。非暴力・不服従の抗議です。
「ミャンマーの民主化を支援する信州の会」では2月1日夜、JR長野駅前で、クーデターから2年、国軍による市民の殺害・弾圧に抗議する「沈黙のストライキ」に連帯し、一日も早く自由と平和を取りもどし民政を復活させるため、民主化支援の募金を呼びかけながら街頭アピールを行いました。
ミャンマー国軍に対し、欧米の国々が軍政を認めず経済制裁を行う一方、日本政府はミャンマーに対するODA(政府開発援助)を継続し、官民一体で国軍や国軍系企業とつながる公共事業等への支援を続けています。「経済協力」の名のもとに、国軍による軍政、人権侵害に加担していることも大きな問題です。日本政府は直ちに経済協力を停止すべきです。
長野を訪れた外国人や若い皆さんからカンパをいただきました。これまでに県内で寄せられた民主化支援の募金は200万円以上に上り、食糧・経済支援、教育支援に充てるため、人権団体等を通じて送金してきています。
ロシアのウクライナ侵攻の惨劇が連日報道されることに比べ、ミャンマーの軍事クーデター・軍政による殺害・弾圧は忘れられつつあることを憂慮します。
ミャンマーを忘れない!ミャンマーに自由と平和を!信州の地からミャンマーに届けたい!
1月28日には、クーデターから2年という節目に、「ミャンマーを忘れない」という決意を込め、ミャンマー市民への連帯を表す報告集会が開かれました。報告集会では、クーデターから2年経過したミャンマーの現状について、在日ミャンマー人当事者から、また、ミャンマー現地から報告を受け、民主化に向けた私たちの活動の継続に向け意見交換が行われました。
残念ながら私は地元安茂里の「人権を考える住民の集い」と重なり、同集いで長野県立大学グローバルマネジメント学部の野口暢子・専任講師による「SDGsジェンダー平等の実現~女性の社会進出をめざして~」をテーマにした講演をお聴きし勉強しました。