私も市議として関わる県アスベスト対策センターに専門的立場から支援を受けている「中皮腫・じん肺・アスベストセンター」及び「NPO法人東京労働安全衛生センター」からの呼びかけで、令和元年度台風19号災害におけるアスベスト対策の教訓に学び、全国で頻発する災害時のアスベスト対策に活かすため、現地調査及びシンポジウムを開催します。県アスベスト対策センターとの共催で、長野市から「後援」をいただきました。7月から準備を進めてきた企画です。
と き:9月3日(土)13時開場 13時半~15時半
ところ:長野市穂保「長野市営長沼体育館」
内 容:チラシをご参照ください。
長野市の協力で、堤防決壊箇所で再建されたばかりの「長沼体育館」をお借りすることができました。
2日には、市行政をはじめ、被災地元の長沼地区住民自治協議会の代表を交え、現地調査・ヒアリングを行います。
県アスベスト対策センターでは、甚大な被害をもたらした台風19号災害の復旧にあたり、被災家屋等に使用されているアスベスト含有建材の破損・解体等により発生するアスベストの飛散・ばく露を防止し、よって重大な健康被害を防ぐため、災害ボランティアの皆さんへの注意喚起や防じんマスクの提供等の対策をはじめ、公費解体・自費解体におけるアスベスト含有建材等の分別、飛散防止策の徹底等を市に要望するとともに、公費解体現場の調査にも取り組んできたところです。
今日、大雨による甚大な災害が相次ぎ、被災からの復旧過程におけるアスベスト対策が喫緊に求められています。また、老朽化した建築物の解体・更新がピークを迎えようとする中、吹付や建材に含有するアスベストの飛散・ばく露による健康被害の発生が危惧されます。
アスベストは吸い込むと30年から40年後に肺がんや中皮腫などを引き起こすことから「静かな時限爆弾」といわれています。災害時、被災した家屋の片付け、撤去、解体等にあたり、建材等に含まれているアスベストが飛散し、災害ボランティアや解体作業に従事する労働者の深刻な健康被害の発生につながらないよう、自治体において万全の対策を講じていくことが重要です。
今回の企画にあたり、私たち自身がアスベストの危険性を再認識し、災害時におけるアスベスト対策の徹底に取り組んでいく絶好の機会にしていきたいと考えます。
趣旨にご理解賜り、積極的な参加をお願い申し上げる次第です。なお、新型コロナ感染防止対策のため、会場参加とZoom参加の併用で開きます。Zoom参加希望の方はメール【nfo@nunomeyukio.jp】でご連絡ください。