3月市議会定例会には、新年度予算案と一緒にR3年度一般会計補正予算案(3月補正予算)が提出されます。
国の補正予算や地方創生臨時交付金を活用したもので、31億9,000万円。
【主な内容】は、国の補正予算に伴うもので、小中学校特別教室(理科室)へのエアコン整備(小5校10教室・中7校24教室)、小中学校の感染対策衛生用品(1億620万)、小学校の通学路の安全確保(410万)、道路・橋梁の修繕・川中島幹線の改良(2億4,100万)、ため池3カ所の地質・耐震性調査(1,900万)などのほか、将来の借金返済のため臨時財政対策債償還基金として減債基金への積立(2億1,700万)。
理科室エアコン整備は34.3%…道半ば!
理科室のエアコン整備率は、今回の補正予算措置で全134教室中47教室で34.3%(13教室は設置済み)とのことです。
➡普通教室やパソコン室のエアコン整備はほぼ完了しています。今後は特別教室における整備に移行します。今回の理科室小中34教室分は、校舎の長寿命化改修計画のない学校を対象に選定しているそうで、国の補助内定3,400万円を一部原資にするもの。今後は学校施設の長寿命化計画の中で順次整備していくとしますが、10年計画位になるとのこと。前倒し整備を求めたいところです。
路線バスやタクシー、地域鉄道の運行支援に1億1,500万円
また、地方創生臨時交付金を活用し、コロナ対策として地域公共交通維持のため、長電バス・アルピコ交通の路線バス運行支援(6,900万)、しなの鉄道・長野電鉄の地域鉄道運行支援(2,050万)、タクシー1台4万円の運行支援(法人17・個人57の645車輛に対し2,580万)が予算化されます。12月補正予算に続くもので今年度下半期分の支援になります。
長野県は1月専決補正で、バス・タクシー事業者に対し車両の維持管理費としてバス1台あたり20万、タクシー1台あたり5万を補助(総額 5億1,595万円)。鉄道事業者には車両1両あたり180万円を補助(2億2,500万円)します。
➡公共交通の崩壊の危機を乗り越えるため、コロナ禍で厳しい経営環境にある公共交通事業者への継続的支援の拡充が求められます。