1週間前になりますが、16日、私鉄県連のアルピコ交通と長電バスの労働組合が取り組む「バス運転手から見た危険道路箇所の現地調査」に立ち会いました。
コロナの影響で2年間中止していたもので、ようやく再開に至りました。
県建設事務所の計画調査課・維持管理課及び長野中央警察署、長野市建設部の道路課・維持課から職員の皆さんに同行してもらっての調査です。池田清県議にも参加いただきました。
県庁通りを皮切りに、須坂インター線、落合橋、若穂・松代・篠ノ井地区を経由し、日赤病院、柳町周辺、国道19号柳原交差点、若槻大通り、SBC通りなどを巡回、市街地のバス路線を中心にした調査です。1日がかりとなりました。同行いただいた皆さん、大変ありがとうございました。
長野バスターミナル出口の信号機の改良や長野日赤病院前のバス停付近の渋滞解消、国道(県管理)、県道・市道の路面凹凸の再舗装による解消、交差点の安全確保、信号サイクルや右折・左折信号の改良、カーブミラーの設置など、20カ所余りを調査し、早期改善を求めました。
市内北部では北部幹線や高田若槻線の開通で、一時、改良道路の先線での渋滞が激しかったものの、今では解消しつつあるとのこと。また東バイパスの開通により国道19号「柳原交差点」の渋滞が激しくなっており、警察では豊野方面からの左折レーンの確保などを検討しているとのことです。
現地で改良・改善の見通しがつけられた箇所がありますが、信号の改良等は県警本部に要望してもらうことにも。
路線バスに乗っての現地調査では、乗用車では感じられない路面凹凸や交差点での右左折に時間がかかる状況を実感できます。バス運転手さんは凹凸の激しい道路では徐行に心掛けているとのことですが、利用者の安全確保の観点からも早期の改良が求められます。
コロナ禍による利用者の減で、路線バスの維持・存続が大きな課題になっています。運転手の皆さんの職場である道路環境の整備をはじめ、利便性の高い公共交通機関の再構築が問われます。