社会民主党長野県連合は17日、迫る総選挙に向けて市民団体で信州市民連合と政権交代をめざし共通政策を盛り込んだ確認書を締結しました。
社民党県連を訪問した信州市民連合の又坂常人共同代表(信州大学名誉教授)と党県連の中川博司代表(県議会議員)との確認書締結です。
確認書は、次期衆院選での政権交代を目指し、県内5小選挙区で市民と野党の共闘や選挙協力を進めると明記したうえで、新型コロナウイルス対策の拡充、立憲主義の回復、格差是正と貧困対策の強化、新自由主義的政策からの転換、原発に依存しない社会の早期実現、ジェンダー平等、人権を尊重する社会の実現などを掲げています。
また、9月8日、中央段階で「安保法制廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」が立憲民主党、共産党、社民党、れいわ新選組の代表が一堂に会し合意した「衆議院選挙における野党共通政策の提言」を尊重することも盛り込まれました。
今秋の総選挙に向けて都道府県レベルで政党と政策に関する確認書を取り交わしたのは全国で初めて。今後、選挙区市民連合と野党候補者との間でも同様の確認書が取り交わされる予定です。
市民と野党の共闘の旗印となるものです。信州市民連合が粘り強く県内野党に呼びかけてきていたもので、同日、立憲民主党県連、共産党県委員会とも同一の内容で確認書を交わし、県下5選挙区において市民と野党の共闘で事実上の野党統一予定候補の勝利に向けた態勢が築かれることになります。
24日には、5選挙区候補者と3野党代表、市民連合関係者が一堂に会し、市民と野党の共闘で総選挙においてすべての選挙区で勝利し、政治を国民の手に取り戻すキックオフ集会が計画されています。
自民党総裁選で新しい総裁が選出され、首班指名が行われることになりますが、誰になろうと「表紙のかけ替え」「看板の付け替え」にすぎません。安倍・菅政権を継承せざるを得ない新政権の本質を厳しく見極め、政権交代の扉を開ける総選挙にしましょう。
市民と野党の統一候補の勝利に向け、皆さんの大きな支援を心から呼びかけます。