長野市は、感染警戒レベル5の発出下、感染拡大を制御するため、11億4,775万円の4月補正予算を専決処分し、9日発表しました。7日に議会に説明があったものです。
4月専決補正予算の概要
高齢者施設等の従業員を対象にPCR検査費を補助…3,210万円
県感染警戒レベル「5」引き上げに伴い、また高齢者施設等での集団感染が発生していることから、高齢者施設等が自主的に従業員に対しPCR検査を行う場合に、検査費用の3分の2(1件当たり1.5万円まで)を補助・支援するもの。
*対象施設…高齢者施設・障がい者支援施設・救護施設
*補助対象…施設の従業員、入所施設の新規入所者に対する自主的PCR検査費用
➡遅きに失する感はありますが、一歩前進です。
ワクチン接種を行う医療機関への支援費を増…4億2,933万円
かかりつけ医等が行う個別接種に対し、ワクチンの移送や診療時間外の接種、看護師等の配置等に係る経費を増額し、効率的・効果的な接種体制を確保するためのもの。集団接種会場の運営費等を含みます。
既に、ワクチン接種事業には、これまでの補正予算及び新年度予算で19億円を計上しています。これをさらに増額します。
➡ワクチン接種の計画についてブログで報告したところですが、医師会の皆さんの大きな協力のもとに、迅速・的確にワクチン接種が進むことを願います。
ひとり親世帯への第2次生活支援で5万円を給付…2億1,970万円
国が低所得のひとり親世帯を対象に、特別給付金を追加支給する事業で、対象者は2,864世帯(児童4,320人)です。児童1人あたり一律5万円が支給されます。
国は、低所得のふたり親世帯への給付金も決めていますが、詳細が決まっていないため、今後の補正予算で対応するとします。
県指定以外の飲食店の休業・時短への協力金…1億6,150万円
県が要請する17地域以外の飲食店の休業・時短協力に対する「特別支援金」で約800店を対象に一律20万円を支援する経費。
➡休業・時短要請の期間延長に伴い、支援金の増額が求められるところです。卸業者への支援もです。