3月11日、東日本大震災、東京電力・福島第一原発の事故から10年を迎えます。
7日、市内の南千歳公園で、フクシマを忘れない!ひろげよう脱原発!3.7長野行動が取り組まれました。実行委員会の呼びかけによる行動で私も参加しました。
福島原発では廃炉作業が続いていますが、先が全く見えないまま、汚染水の海洋投棄が目論まれ、環境破壊を広げようとしています。一方、避難者への支援を次々と打ち切り、「復興」が順調なように見せかける施策が展開されています。事故後の10年は、まさに隠ぺいと虚構の10年間だったと言わざるをえません。
国は、今後のエネルギー政策の方向性を決める「エネルギー基本計画」を改定する作業を始めていますが、改定を検討する経済産業省の審議会では、原発の新増設を含め「原発復権」を求める大合唱となっています。
「震災10年の節目で、原子力をもう一度立て直す必要がある」(閣僚経験者)と、原発の安全神話に回帰するでたらめな動きを容認することはできません。
いまや国内の総発電量に占める原発の比率は約6%(19年度)に過ぎません。原発ゼロへ、再生可能なエネルギーへの大転換しか道はないのです。
日本世論調査会の全国世論調査では(7日付信毎報道)、「原発ゼロに」が72%に。再び深刻な原発事故が起きる可能性があると答えたのは90%にも上ります。
フクシマを忘れない!原発ゼロへ!
原発の再稼働に反対し、原発に頼らない未来を子どもたちに届けよう!
福島原発事故から10年の今、改めて決意します。