2月27日、3月市議会定例会が始まりました。3月24日までの会期です。
市側からは、台風19号災害からの復旧・復興費255億3,000万円を含む総額1,745億2,000万円の2020年度長野市一般会計当初予算案をはじめとする50議案が提案されました。
当初予算規模としては過去最大。災害の復旧・復興費は発災以降の補正予算と合わせ復旧・復興費は575億1,000万円になります。
市長は「復旧復興に主軸を置きつつ、社会保障関係費の充実を図る積極的な予算編成」と強調しました。復旧復興を主軸とすることに全く異論はありませんが、貯金を大きく減らし借金が増えることになり、短期的にも中長期的にも健全な財政運営という課題はより切羽詰まったものになっているとの印象を持っています。
市長の施政方針のポイントは後刻報告します。
3月4日(水)午後1時から、改革ネットを代表して質問に立ちます。
代表質問時間は40分ですが、一問一答方式ではなく、一括質問一括答弁方式ですから、「演説会」?に近いやり取りにならざるを得ません。再質問の時間をしっかり残したいのですが、かなり欲張って質問通告をしたため、質問原稿の精査に四苦八苦しているところです。
代表質問は、次を課題にして質問通告しました。
1.新型コロナウィルス感染症対策について
2.気候非常事態宣言について
3.復興を確かなものに、新年度予算案と財政推計について
4.策定される復興計画の課題と対策について
5.被災者台帳の完全整備と有効活用について
6.公費解体・自費解体におけるアスベスト対策の強化について
7.災害初動態勢の検証、避難所運営、ボランティアセンターの課題について
8.子どもの貧困対策の強化、いじめや虐待の防止策の拡充について
9.放課後子ども総合プランにおける利用料金の活用と課題について
10.不妊治療助成の所得制限の廃止と助成拡大について
11.公契約条例の制定について
12.市営住宅の入居条件から連帯保証人を廃止することについて
13.ノーマイカー・エコ通勤運動の再構築など地域公共交通の活性化について
14.長野市芸術館の運営について
15.多様性を尊重し一人一人の人権を守り支えるまちづくりについて
16.会計年度任用職員制度の課題について
17.その他
通告に沿って、すべての問題意識を質問することができないと考えています。答弁を踏まえ、次なるチェックを委員会審査等で進めたいと思います。
なお、災害復興住宅の在り方、犀川と裾花川合流地点の早期堤防整備については、所属する建設企業委員会で取り上げる予定です。
代表質問の傍聴を呼びかけたいところですが、新型コロナウィルスの感染拡大防止に鑑み、ご自宅でINCケーブルテレビやインターネットでの視聴をお願いします。