1月3日午後、安茂里住民自治協議会、市立安茂里公民館主催の成人祝賀式が、158人の新成人の出席のもと、華やかなうちにも厳粛に執り行われました。
穏やかな陽春のもとでまさに「晴れ(ハレ)の成人式」…凛々しく艶やかな新成人にエールを送りました。
裾花中学校でH26年度3年生を担任された恩師の皆さんの励ましの言葉は、毎年恒例の企画なのですが、子どもたちの成長ぶりと先生方の「今」に感動しあう微笑ましい場面です。
地元の市議として今年はこんな祝辞を述べさせていただきました。
新成人の皆さん、おめでとうございます。
ご紹介いただきました長野市議会議員の布目裕喜雄です。
成人を迎えた皆さんの前途が、平和で希望に満ちたものであることを心から願い、エールを送りたいと思います。
さて、昨年10月の台風19号災害は長野市内をはじめ千曲川流域に甚大な被害をもたらしました。被災者の皆さんの一日も早い生活再建、生業の再建に向け、復興を本格化させる、まさに「ワン・ナガノ」でこの難局を乗り越えていかなければなりません。
「ワン・ナガノ」という復興のスローガンは、2019ラグビーワールドカップでベスト8進出の歴史的な快挙を達成した日本代表チームの精神「ワン・チーム」を所以とする言葉です。「ワン・フォア・オール、オール・フォア・ワン」の精神を、改めて学びあい、若い皆さんと共有したいと願います。
皆さん、若者の特権は、失敗しても何度もやり直しができ、前途に無限の可能性が広がっていることにあります。
しかしながら、少子超高齢化が急速に進む現代において、多くの若者が、学業、就職、結婚、子育てに、不安を抱え希望を見いだせずにいるのではないでしょうか。異常な気候変動、地球温暖化の問題もまた、大きな不安要因となっています。
皆さんが将来に夢と希望を持つことができる社会を作り出す責任は政治にあります。持続可能な社会を創造し、人間らしい働き方、生き方を実現するために皆さんとともに歩み、地方政治の場で力を尽くしたいと思います。
また、「平和」も重要な課題となっています。「二度と戦争をしない」と誓った日本国憲法の原点に立ち返り、皆さんととともに、命をつなぎ、平和な時代を創りだしたいと願います。
結びに、皆さんのご両親をはじめ、皆さんの成長を見守っているすべての人々に「ありがとう」の感謝を忘れず、社会の中で自分の居場所を見出し、未来に向けて、一歩一歩着実に前進されることを心からご祈念申し上げ、祝辞といたします。
命をつなぎ、困難にめげず逞しく生きてもらいたいと願います。