14日、長野市議会で台風19号災害の被害状況の視察を行いました。午後の時間帯で4つの常任委員会委員が2班構成で実施。
館内視察は、篠ノ井の岡田川樋門、豊野支所、仮設住宅を建設中の若槻団地運動広場の3カ所。
台風19号により千曲川は流域12箇所で越水氾濫(長野市穂保は堤防決壊)、1箇所で堤防護岸崩壊(鉄橋の崩壊)し、甚大な被害となりました。
➡市内における篠ノ井・松代・若穂・長沼・豊野の広範囲にわたる浸水被害の概要の説明を受け、上記3カ所を状況視察しました。【図や浸水状況写真は市の提供資料より】
➡篠ノ井から千曲川流域の沿線を松代・若穂を経由して北上、未だに土色に覆われ、至る所で流木等が引っ掛かったままの河川敷を目の当たりにしながらの視察となりました。
➡豊野支所では、支所長から被害状況の説明を受けました。現在、豊野支所は2階に被災の各種申請手続き・相談の窓口が開設されています。通常業務の再開はまだこれからです。
➡若槻団地運動広場に建設中の仮設住宅。今日16日から申し込みが始まり22日が締め切り、11月24日(日)に抽選となり、当選者には25日(月)までに連絡が届くことになっています。11月末までに完成、12月からの入居となります。
新たに建設する仮設住宅は115戸。かなりの競争率となりそうです。
一方、市営住宅の第2次募集では、提供戸数88戸に対し28戸の決定にとどまったとのこと。第1次募集が2.5倍であったことに比べるとかなり低いようです。地域のつながりや勤務先の関係から地元からあまり離れたくない意向の表れでしょう。
また、アパート等の借上型住宅は、15日までに344件申請され、291件に対し入居決定がされているとのことです。申請から決定までに3~4日要するとされています。
視察を通じ、改めて被災の甚大さを痛感するとともに、一日も早い復旧・復興を願うものです。
➡今日は、自主避難所・豊野北公民館に避難されている一人暮らし高齢者・Kさんに同行し、建設型仮設住宅と生活再建支援金(基礎支給分)の申請手続きに。
豊野北公民館に避難する8世帯のうち、2世帯が建設型仮設住宅を申請、6世帯はアパート等の借上型住宅を申請し、2世帯が入居決定しています。
引っ越しの段取りと、仮住まいでの生活必需品の確保が喫緊の課題となっています。