17日、12月市議会定例会は、市が提出したH30年度一般会計補正予算案をはじめとする全ての議案を可決し閉会しました。
最終日に提案された教育委員や公平委員の人事案件に同意するとともに、選挙管理委員及び補充員を新たに選出しました。
市長の給料や市議会議員の報酬を1.15%引き上げる条例改正案は、市議会議員について1年間据え置く修正案を全会一致で可決しました。
また、「後期高齢者の医療費窓口負担に関する意見書」「認知症施策の推進を求める意見書」「Society5.0時代に向けた学校教育環境の整備を求める意見書」を可決し国に送付しました。
補正予算が可決したことにより、約24億円をかける小中学校のエアコン整備に着手することになります。国の補助金を契機に学校のエアコン整備が全国的に進む中、資機材の供給不足や人手の確保が懸念されます。
市では、長野市電設業協会と長野市空衛設備協会に協力を要請しましたが、地元地域経済の活性化もしっかりと位置付け、事業が順調に進むことを願います。
私が所属する総務委員会の委員長報告では、市議会議員の報酬引き上げを1年間据え置く修正案の可決の他、
➊来年の統一自治体選挙に向けて、土曜日に利用できる期日前投票所を市内南部にも開設すること、
➋新たに設置する「長野市PFI事業等審査委員会」に、住民代表を委員に加えるなど案件に応じた運用を検討すること、
➌市第一庁舎と芸術館に設置されているKYB㈱の免震オイルダンパーの偽装に関し、早期に調査結果を報告し交換工事を速やかに行うようKYB㈱に強く働きかけること、
➍性の多様性を認め尊重する人権施策の実施で、性的少数者に対する正しい認識の啓発を進め、長野市が性の多様性を認め尊重するまちになるよう性的少数者の方に寄り添った取り組みを進めること、
➎住民自治協議会の支援について、市と住自協がさらに深く、より良好な関係を築いていくことができるよう、共通の課題を抱える地区同士が連携し解決策を検討したり、仕事を効率化して減らしたりする支援を進めること、
などが盛り込まれました。
全てではありませんが、私が課題として指摘し意見を述べた事柄がほぼ盛り込まれた内容となりました。
「平成」最後の師走も、残すところ10日余り。日ごとに寒さが厳しくなります。ご自愛ください。