長野市長は9月21日、人生100年時代を見据え、「65歳=高齢者」という見方を変え「75歳以上を高齢者と呼ぼう」と、松本市長と共同で提言を発表しました。
提言は、高齢者施策の年齢要件等の変更を前提としたものでなく、市民の皆さんには65歳を過ぎてからも、元気に活躍しようという意識をもっていただくことを目指して行うものとされます。
65歳からが人生で最も輝く時期であり、前期高齢者でも後期高齢者でもない、人生の全盛期であり、市民の皆さんに「75歳以上を高齢者」と呼んでいただくことを提言したものです。
➡人生 100 年時代を見据えた新しい高齢者の定義についての共同提言
今後、2市が連携し、長野県及び県内市町村に対し賛同を呼びかけるとともに、本提言の趣旨に基づいた様々な活動を積極的に推進するとしました。
人生80年時代から100年時代へ…65歳以上を高齢者と規定し、しかも75歳で前期と後期に分ける発想は、極めて役所的で時代遅れ、「歳を年を重ね老いる」ことに対する敬愛の念が欠落した発想でしょう。
そうした意味で、今回の共同提言は大いに評価したいと思います。
取り組みが広がり国の制度設計の見直しにつながることを願います。
➡信濃毎日新聞の記事より
共同提言がなされるなか、23日には安茂里の差出中区の敬老祝賀会(ホテル信濃路)が催され、出席させていただきました。
この提言を紹介しながら、元気で達者なご長寿の皆さんに祝意とエールを送りました。
歌や踊りなど、参加された長寿会の皆さんの手作り発表がメイン。それぞれの区で知恵を絞りながら、祝意を表そうとの工夫に、頭が下がります。