猛暑日が続く24日午後、犀裾土地改良区の用水施設等の改良工事要望に立ち会いました。
長野市の森林農地整備課・河川課・維持課の職員の皆さんも同行しての現地調査で、内河原堰の水路新設・補修、大門大堰の水門の付け替え・土砂浚渫など8箇所を調査しました。
夕方からの検討会では、要望箇所について市側から概ね改良工事を進める回答が示されました。打率の高い前向きな対応に感謝するところです。
予定通り、工事が進められることを大いに期待するとともに進捗状況をチェックしていきたいと思います。
長年の懸案課題であるマルコメ工場敷地内の裾花川水門の遠隔電動化は、マルコメさん側から敷地内の市道や用水敷の取得といった要望があるとのことで、当面、その協議の進展を見守ることになりました。
安茂里地区の農業用水は犀川と裾花川から取水されています。
土地改良区の仕事は、食と命の源である農業を営み続けるための農業用水の維持管理はもとより、雨水排水路ともなっている用水が大雨時の浸水被害を抑制する災害対策上の役割も担っています。
とりわけ安茂里地区は、東から勝手沢・金山沢・寺沢・太田沢・佐平沢・泥沢・犀沢・権現沢・蟹沢・滝沢川といった9つの沢と河川により形成された扇状地に住宅街が広がっており、地区の北斜面のほとんどが「砂防地域」、沢は「土石流危険渓流」に指定、全体的に「土石流災害警戒区域」及び「特別警戒区域」が指定されています。
検討会の場では、西日本豪雨災害から、土砂災害に有効な砂防堰堤の浚渫、沢周辺の管理なども話題となりました。管理責任のある県側の対応が不可欠です。
土地改良区の皆さん、市担当課の皆さんに感謝しつつ、懇親会では冷たいビールに舌鼓でした。