27日・土曜日の夕方から、安茂里差出南区内に「街区公園」として整備中の「安茂里地区公園(仮称)」(約4,500㎡)の公園計画小委員会が開かれ出席しました。22回目の小委員会です。
市からは公園緑地課の課長補佐をはじめ担当者が出席しました。
「安茂里地区公園」は、総事業費約3.500万円でH24年度から事業化、6年越しの整備で、H29年度には完成予定だったのですが、財政事情を理由に1年先送りになりそうです。
この間、公園のゾーンごとの舗装や植栽をはじめ、水飲み場やトイレ、四阿(あずまや)とベンチ等が整備されてきており、今年度は遊具の整備となります。
整備の進捗に伴い、市元の差出南区では公園愛護会をつくり、昨年度では草刈りや水やりなど79回、延べ177人の皆さんが参加し、熱心に公園の維持活動に取り組んでもらっています。
この日の会議では、一日も早い完成を求める声が相次いだほか、設置する遊具や今後の植栽の選定について意見交換が行われました。
市側は、「重点的に整備する公園と位置づけ、優先的に対応したい」としましたが、今年度の街区公園の予算は篠ノ井瀬原田地区と安茂里地区の2つで約700万円とのこと、厳しい数字です。
遊具では、地元からは、滑り台とかブランコではなく、子どもも高齢者も親しめるようなジャングルジム的な遊具や健康遊具の設置を求める意見が出されました。
市からは比較的な規模の大きい遊具を考えたいとの意向を示すものの、予算との兼ね合いになりそうです。これからです。
例えば、下図のような遊具だと450万~500万円もするんだそうです。高いものです。
安茂里の街区公園整備は、もともと差出中区地域で計画されていた都市公園の整備が既に住宅密集地で整備が困難なことから、安茂里住民自治協議会の了解を得て、差出南区の旧食肉工場跡地を活用した街区公園の整備に方針転換してきた経過があります。
こうした方針転換を踏まえ、市には重点的な対応と早期整備を求めてきたものです。
地元では、遊具設置に合わせ、公園の正式名称を公募し決定していきたいとの考えが示されました。
地元の皆さんからの叱咤激励を背負い、しっかり取り組みたいと思います。
私の地元・小市でボランティア参加している「犀沢公園橋通りを愛する会」では、寺沢工務店会長から木のベンチ等の寄贈をいただいています。
街路の植栽を維持管理する愛護会活動で街区公園とは異なりますが、例えば、ベンチ整備などで安茂里地区内で篤志を呼びかけご協力いただくことが考えられないか!?と意見交換の折に問題提起しました。
行政に責任を果たしてもらうことが大前提ですが…。こうしたアプローチも必要ではないかと考えます。