4月27日、長野市制120周年記念式典が市芸術館ホールで催されました。
120年のお祝いは記念式典のみです。
長野市は、1897年(明治30年)4月1日、上水内郡長野町が市制施行により長野県第1号の「市」として発足しました。
全国43番目で、市制施行時は、善光寺を中心に人口は3万人だったそうです。
善光寺の門前町…以後、5度の合併を経て、834.81㎢の面積を擁し、159,371世帯、380,473人の市民が日々の暮らしを営む地方都市として発展してきました。
県内唯一の中核市です。(松本市も手を挙げましたが…)
1998冬季オリンピック・パラリンピックの開催都市として世界に名が知られる一方、人口減少・少子高齢社会の本格化の中、魅力ある地方中核都市としていかに生き残っていくかが問われています。
そして、何よりも、今年度からスタートした第5次総合計画が掲げる「幸せ実感都市ながの」を、すべての市民一人一人が、それこそ実感し共有できる市政の展開が問われています。
記念式典では、市立長野高校生徒会の三井怜奈副会長が「長野市に未来に向けたメッセージ」として「将来のことを考え、責任をもって動き出すことが大切。希望ある未来を創りたい」と抱負を語りました。
彼女のメッセージが120周年記念式典の華でした。
第2部では、長野市出身のピアニスト、山本貴志さんのソロ演奏やナガノ・チェンバー・オーケストラメンバーによる記念演奏会などが行われました。ピアノ・ソロに聴き入りました。
また、ロビーでは、一支所一モデル事業である地域きらめき事業で製作された特産品の試飲会・試食会で賑わいました。
私は、第2部を途中で失礼し、地元の安茂里甚句保存会の総会へ。
保存会総会では、地域の伝統芸能の保存・継承に尽力いただいている皆さんの労をねぎらわせていただきました。
さて、市制120年を迎えた中で、あまり目にすることがない?「長野市民憲章」(S62年12月21日制定)を紹介します。
信濃の国の
歴史と伝統のあるまちで
私たち長野市民は
すぐれた自然と文化を愛し
平和を願い
人の尊厳を大切にし
国際人としての資質を高め
ともに力を合わせて
豊かに
発展する未来へ向けて
羽ばたく
ホントにこうありたいものです。