市立長野高等学校に併設される市立長野中学校の開校式が6日、市内徳間の校舎で挙行されました。
県内では公立で3校目となる中高一貫教育校です。
開校式に続き、市立長野中学校一期生となる70人の入学式が高校の入学式と合同で行われました。
議会を代表して議長とともに市議会経済文教委員長として出席しました。
市立長野中学校では、母体となる市立長野高校の総合学科の特性を活かしたキャリア教育をはじめ、6年間のスパンで”自立した18歳”を育てることを目指すとされています。
教育内容では、月2回程度の土曜授業を実施することで増える年間105時間の授業時間を、確かな学力と学ぶ意欲の育成を狙いとした「探求学習」に充てることが特徴です。「翼プロジェクト」と命名されています。
市教育委員会では、市立の中高一貫教育で、6年間の教育課程カリキュラムの実践を他の中学校に広げていく基幹校としての役割を担ってもらいたいとしています。
教育は100年の計…子どもたちの新たな学び、教員の資質の向上を創造する“壮大なる実験校”といえるでしょう。
私自身は、市立としての中高一貫教育の取り組みについて、その意義を「是」としつつも、小中の一貫教育あるいは連携教育を優先すべきではないかと主張してきた一人です。
一期生が6年後に如何なる進路を選択していくのか、ある意味、長い目で見守っていく必要があるのだと思います。
真新しい制服に身を包んだ市立長野中学校一期生の育ちと学びに期待したいものです。心からのエールを送ります。
➡長野市立長野高等学校・中高一貫教育のページへ(市教育委員会)
6日は、午前中に小学校の入学式、午後に中学校入学式が執り行われました。
地元では、松ヶ丘・安茂里・山王小学校からご案内をいただきましたが、市立長野中学校開校式の議会公務のため、メッセージとさせていただき、午後の裾花中学校の入学式には出席できました。
裾花中学校の今年の新入生は232人、7クラス編成です。県内有数のマンモス校です。来年に創立60周年を迎えます。
ところで、加瀬校長の話によると、裾花中学校区内で市立長野をはじめ信大付属中や私立中等への進学を選択した生徒は40人いるそうです。
ちょっとビックリ!1クラス分に相当します。
それぞれの選択を尊重する立場ですが、新年度を迎える裾花中学校側の運営を考えるとなかなか大変な課題です。
因みに裾中は8クラス編成までは可能とのことでした。
市立長野中学校近隣の市立中学校(例えば北部中学校)などの学級編成における課題など追跡調査してみる必要があります。
話は変わりますが…市立長野中学校の校歌(市立長野高校の校歌)は、あの森山良子さんの作曲による「翼あるもの」(松井五郎:作詞)です。
「校歌」というと故郷にちなんだ事柄を挿入し学びの姿勢を強調するものがほとんど。全く新しい「校歌」の境地です。
詩もメロディーもとても素敵な校歌でした。
➡市立長野高等学校(市立長野中学校)の校歌のページへ(長野市教育委員会HP)
この校歌にある「翼」にちなんで「翼プロジェクト」が命名されたとのことです。