沖縄・高江のヘリパッド建設阻止行動の先頭に立つ沖縄平和運動センター議長の山城博治さんが17日、沖縄防衛局が基地施設内に設置した有刺鉄線を切断したとして「器物損壊」の容疑で不当逮捕されました。
◆山城博治・沖縄平和運動センター議長の不当逮捕に断固抗議し、山城議長の即時釈放を強く求めます。
◆沖縄県警察本部及び名護警察署は、民意を尊重し、高江のヘリパッド建設に対する不当な政治的介入をやめ、過剰警備体制を即刻解除することを求めます。
一部マスコミでは、今回の逮捕を「器物損壊の現行犯逮捕」と報道されていますが、山城議長に接見した弁護士によると、事情聴取の目的で警察に拘束されたものとしており、詳細は明らかになっていないとのことです。
ヘリパッド建設の状況
ヘリパッド建設は、既に完工したN4地区2か所と建設中の4か所が東村・高江区を取り囲むように立地し、危険な航空機であるオスプレイの離発着が行われることになっています。
地元紙のアンケート調査で、建設に賛成を示している高江区の住民は一人としていません。民意をないがしろにして強行する建設は許されません。
貴重な原生林を切り開き、ヤンバルクイナやノグチゲラなど貴重な動植物、今も新種の昆虫が発見される生物多様性に富むやんばるの森を、事前に協議することもなく2万4000本もの木々を伐採しています。貴重な森を切り開くことで生態系が乱れ、後世に対して取り返しのつかない汚点を残すことは明らかです。
また、本来政治的な介入をすべきでなく中立的な立場であるべき警察が、砂利を運び込む大型ダンプの先導を行ったり、建設作業員を警察車両に乗せて現場に運び入れたりしています。
抗議する市民だけではなく、報道関係者らも不当に確保し、長時間炎天下でトイレにも水分の補給もさせないで、道路端に拘束していました。
また自衛隊の大型ヘリコプターが、法的な根拠もなく、建設重機を空輸することまで行っています。
抗議打電・抗議メールを
国が不当・違法ともいえる強行な手段でヘリパッド建設を行っていることに非があることは明らかです。警察は、抗議する市民に対して一方的に排除・規制をすることをしてはなりません。政治的に中立的な立場に立ち、政治的な介入を厳に慎むべきです。
◆山城博治・沖縄平和運動センター議長の不当逮捕に断固抗議し、山城議長の即時釈放を強く求めます。
◆沖縄県警察本部及び名護警察署は、民意を尊重し、高江のヘリパッド建設に対する不当な政治的介入をやめ、過剰警備体制を即刻解除することを求めます。
★那覇地方検察庁に抗議を!
〇抗議先 沖縄県那覇市樋川1-15-15 那覇第一地方合同庁舎
メールは「那覇地方検察庁」ホームページの「ご意見・ご要望」から送信して下さい。
★沖縄県警察本部に抗議を!
〇抗議先 沖縄県那覇市泉崎1-2-2
メールはopinion@police.pref.okinawa.jp
★名護警察署に抗議を!
〇抗議先 沖縄県名護市東江5-21-9(速達郵便で)
11日の現地阻止行動…社民党機関紙「社会新報」より
11日に高江現地で展開されたヘリパッド建設阻止の座り込み行動と10日の学習会交流会について、社民党機関紙『社会新報』で報道されました。
コンパクトにまとまっているので紹介します。
➡「高江の闘争 全国から支援」PDF版20161019社会新報①
➡「高江での取り締まりは警察権濫用」20161019社会新報②