朝8時から県労働会館で、原水爆禁止長野県協議会主催の「被曝71周年原水禁長野県大会」に参加。原爆投下の8時15分、広島平和祈念式典のテレビ中継を見ながら、黙とうを捧げました。
大会では、長野県原爆被害者の会「長友会」の藤森俊希会長(茅野市在住)を招き、被爆体験を語っていただきました。
藤森さんは72歳。1歳4カ月で、広島爆心地から2.3㎞の橋の上で母親と被曝。日本被団協の事務局次長を務める藤森さんは、被曝の語り部として、再び被爆者をつくらないために、数多くの国際会議にも参加し、すべての国による核兵器廃絶に向けた条約の締結に向けた国際署名を訴え続けています。
今日付の信濃毎日新聞では、8月1日に藤森さんらが取り組んでいる国際署名の呼びかけが報道、紹介されました。
また、母校である広島の基町高校で、被爆者の体験談に基づく「原爆の絵」の作製にも取り組み、作品を紹介しながら、「被爆者の願いは2つ。再び被爆者をつくらないこと、そして今日の聞き手が明日の語り手になっていくこ」と強調されました。
現在、地球上には、約1万5先発者の核兵器が存在し、人類の大きな脅威となっています。
また、日本は、原子力発電所から発生する使用済み核燃料の再処理を行い48トンものプルトニウムを保有、国際社会からは核武装に対する疑惑の眼が向けられています。
「今日の聞き手は明日の語り手に」…核と人類は共存できない、生き地獄であった悲惨な被爆体験を語り継ぎ、核兵器の禁止・廃絶に向けた運動を大きく広げていかなければなりません。
私たち一人一人が「明日の語り手」になっていきたいものです。