臨時市議会2日目の12日に提案された議案は、3,400万円を追加する市一般会計補正予算案をはじめ5議案やH府不年度一般会計・特別会計決算の認定案件などです。
補正予算では、住宅リフォーム補助金を3,000万円追加するものが柱です。9月に5,000万円の枠で募集を行ったものの予想を大幅に上回る申し込みが殺到したことから、追加実施することになりました。
緊急経済対策の一環で新規に始まった事業で、約5億5千万円程度の工事が実施されるなど、地域経済の活性化に大きな経済効果を与えるものになっています。しかしながら、先着順となった申込みでは、700人以上の市民が受付に並んだものの、実際に受け付けることができたのは400人とされ、市民に不公平感と不満を残すことになっていました。
今回の補正分は12月に受け付けが始まりますが、不公平感を残さない工夫が求められるところとなっています。私は、ハガキによる事前申し込みと抽選による書類審査の導入、補助決定の新しいプロセスを検討することが必要であると考えています。
議案を審議した建設企業委員会では、手続き等について議論が集中したようですが、混乱なく受け付けられる体制をしっかり作ることが不可欠です。
また、所属する総務委員会では、閉館となった長野市民会館のピアノを篠ノ井市民会館に暫定的に移行する条例改正を可決しました。因みにピアノは「スタインウェイグランドピアノ」でS58年に895万円で購入、現在価格では2,000万円以上するものだそうです。使用料はすでに設置されているヤマハグランドピアノと同じ5,150円になります。ヤマハとスタインウェイが同じ使用料というのは若干違和感がありますが、優れたピアノに触れる機会が増えることを期待したいものです。
この条例改正案の審議で、市民会館のレンガやステンドグラスは再利用が検討されていますが、さらに舞台や音響の設備、机やいすなどの備品についても、市民への提供を含め、有効活用することを要望しておきました。