私たちが考える公共施設再配置案…芋井地区の市民ワークショップより【続報】

 7月2日、公共施設見直しのモデル地区とされる芋井地区の第4回市民ワークショップの模様を感想を交えて報告してきたところですが、このほど、市の行政管理課で第4回市民ワークショップのまとめが発表されました。
【関連】160702「私たちが考える公共施設再配置案…芋井地区の市民ワークショップより」
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グループ討議から「私たちが考える公共施設再配置案」がそれぞれ提案され、「再配置の方向性は見えてきた」とされます。
「第4回市民ワークショップのまとめ」(PDF版)

 最終回の参加者アンケートでは、「結論ありきでなく、いろいろな視点があり、いろいろな世代が一緒におとしどころを作っていくことが出来ることを願う」「いろいろな世代、地区の住民がどんな暮らし、どんな未来を描いているのか、お互いに知り合うことが出来て良かった」「今回参加して、改めて公共施設の一つ一つについて、利用方法を含めて考えることができた」「若い世代に公共施設等よりよい地域を残すためにどうしたら良いか考える機会となった」「
今回のワークショップは始まりであって、今後地域ぐるみでさらなる検討や調整を深めていき、市に提案できるものをまとめ上げていかなければならない」等の成果が語られる一方、「『やりたいこと探し』なのか『公共施設をいかに使うか』なのか、最後まで論点と内容がずれていた気がする」との意見もありました。
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 2日のブログで、「今回の一連のワークショップの試みと市民手作り再配置案を、具体的な再配置計画づくりにどう活かしていくのか、市民ワークショップの財産を芋井地区内でどう継続していくのか、他の地域にどう広げていくのかなとが課題である」と書きましたが、こけらの課題をしっかりと押さえた検討が必要であると考えます。。

 ワークショップの運営に関し、それぞれの年代別グループ討議による「公共施設再配置案」について、年代混合のグループ分けによる分散会方式で、それぞれの案の評価、メリット・デメリットを論じ合い、市民が考える一定の方向性をまとめていくような場があったほうが良かったのではないかと思います。

 最終回では、アドバイザーである前橋工科大の堤・准教授がコーディネートされていましたが、堤氏の指摘や疑問を踏まえた自由討議の場といった感じです。

 若干、消化不良気味の意見もありますから、今後の検討課題の一つだと思います。

 今後、「公共施設適正化検討委員会」で市民ワークショップの取り組み等の評価を行い、モデルとして「公共施設再配置計画」に盛り込まれていくものと思われます。
 市民との情報共有、合意形成の視点から、今後の検討状況をしっかりチェックしていきたいと思います。

【参考】長野市HPに市民ワークショップの各回の資料やまとめが掲載されています。
長野市HPへ…「芋井地区の公共施設について考える」 市民ワークショップ

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