有事関連3法案が国会で成立してしまいます。戦争のための法律と仕組みをつくる有事法制は、あの無法なイラク戦争に乗じて、対米軍事支援を強めること、そして日本自身が戦争をする国に変わってしまうことを意味しています。「基本的人権の尊重」が盛り込まれるとはいえ、戦争法である本質はなんら変わりません。イラク戦争で罪なきイラク民衆の人権が尊重されていたでしょうか。小泉首相は「北朝鮮の脅威があるから」といいます。「攻められたらどうするか」という視点だけで議論されていいのでしょうか。武力衝突にいたらないプロセスをつくること、外交的な予防策こそ議論されるべきだと考えます。なぜなら、日本は世界で唯一の戦争被爆国であり、戦争放棄をうたう平和憲法を持つ国だからです。
一旦、この法律ができてしまえば、アメリカが第二のイラク戦争を仕掛けたときに、結局とのころ、かつての国民総動員体制のように国をあげて戦争協力にひた走ることになってしまいます。
戦争をなくすために戦争をする、この愚かしさに、世界の指導者、日本の指導者は気づくべきです。私たちが戦争の加害者にも被害者にもならないために。
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