善光寺御開帳奉賛会のホームページ…H21年のページにもリンクしています。
奉賛会の会長には長野商工会議所会頭の北村正博氏が選ばれ、御開帳を賛助し盛り上げる事業等が確認されました。
平成27年春の善光寺御開帳は、新幹線の金沢延伸の直後に迎えることになります。北陸や関西方面への誘客に力を入れ、前回の平成21年(2009年)の673万人を上回る700万人を超える参拝者を目指すとしました。
前回は、回向柱に触る参拝に2時間から3時間待ちといった状況があり、善光寺本堂に入れずじまいで善光寺を後にする事態が生じたことから、善光寺の若麻績敏隆寺務総長が、「御開帳の意義を正しく理解してもらうとともに、スムーズにお参りできるよう考えていきたい」と述べました。
交通渋滞の解消策も重要ですが、善光寺境内内の渋滞解消も大きな課題ですね。
予算案も確認されました。総予算4100万円で、ほとんどが商工会議所の企業や長野市周辺の観光協会等の賛助金で賄われることになっています。さらに、予算書にはありませんが、ながの観光コンベンションビューローから600万円の収入を予定しているとの説明も。透明性も求められるところでしょう。
さて、善光寺自身の負担金は200万円。御開帳を賛助する目的から、賛同団体の寄付で賄うということなのでしょうが、「善光寺さんにはもっと頑張ってもらっていいのにな」と思ってしまいました。
会場では平成21年の善光寺御開帳のアンケート結果が示されました。
参拝者数は過去最高の673万人、県外客が76%。県外客では日帰り傾向が強まり、消費単価も1600円くらい減少したとのことです。また、参拝者の6割以上がマイカー利用だったそうです。御開帳の県内観光消費額は705億円余りと推計され、経済波及効果は985億円に上ると試算されています。
何といっても善光寺ですね。城下町にはない門前町の魅力を100%発揮したいものです。