8月6日午前8時15分、広島に原爆が投下されてから68年。原水禁運動の原点である「核と人類は共存できない」を掲げ、核兵器も原発もない平和な社会を実現しようと早朝から開かれた原水爆禁止長野県大会に参加。
ヒロシマの現地と時間と想いを共有するため、テレビ中継を見ながら、広島市で開催されている平和祈念式典に合わせ、午前8時15分、黙祷を行い犠牲者を追悼しました。
今年の広島市長の平和宣言は「世界の為政者の皆さん、いつまで、疑心暗鬼に陥っているのですか。威嚇によって国の安全を守り続けることができると思っているのですか。広島を訪れ、被爆者の思いに接し、過去にとらわれず人類の未来を見据えて、信頼と対話に基づく安全保障体制への転換を決断すべきではないですか。ヒロシマは、日本国憲法が掲げる崇高な平和主義を体現する地であると同時に、人類の進むべき道を示す地でもあります」と世界の為政者に問いかけ、「改めてここに68年間の先人の努力に思いを致し、『絶対悪』である核兵器の廃絶と平和な世界の実現に向け力を尽くすことを誓い、原爆犠牲者の御霊に心から哀悼の誠を捧げます」と締めくくりまし。
安倍首相の心に響いたでしょうか…。
また、大会では、原爆投下時、看護師見習いとして広島にいた長野市松代町の小山節子さん(85歳)が体験を語り、町が破壊しつくされて次々と負傷者が運び込まれる中、被爆者に水すら与えられず勇気づけることしかできなかったなどと悲惨な状況を報告しました。
県大会は途中で失礼して、市議会臨時会に。臨時会の様子は別稿で。
因みに長野市役所では正午に庁内放送で黙祷が呼びかけられ、傍聴していた総務務委員会で改めて黙祷を捧げました。