「気象庁、『震度4程度』と予想し、『緊急速報』発表せず」…今日11日の信濃毎日新聞の報道です。
昨日のブログで、震度5弱の地震でエリアメールが届かなかったことを記しましたが、顛末は、「技術的な限界、予想震度には1程度の誤差は出てしまう」(気象庁地震津波監視課)とのことのようです。
緊地震急速報の基準は、気象庁で最大震度5弱以上を予想した場合に、震度4以上の揺れが予想される地域を対象に発表されることになっています。この発表をリアルタイムで携帯端末等に通知するのが「エリアメール」です。
今回は、気象庁の速報基準に達しなかったため「発表なし」となったものですが、“技術的限界による予想はずれ”が原因では何とも釈然としません。マグニチュードから震度を想定するのだと思います。地震の予想が困難なことはわかりますが、基準の見直し、技術的な改善策が緊急に必要でしょう。
今朝、市役所の危機管理防災課長と話しましたが、「気象庁と通信会社の対応となるので、何ともできない」とのこと。警戒本部の立ち上げが早かったことは評価しておきました。
スマートフォンには届いたとの情報は、間違っていたようです。ゴメンナサイ。
また、危機管理防災課と広報広聴課に、長野市ホームページのトップページの改善…地震被害や備えの情報伝達を「重要なお知らせ」に掲載するよう要望しておきました。改善方を望みます。
なお、危機管理防災課のページに情報がアップされたのは17:00頃とのことでした。地震発生から4時間…、「ウ~ン」ってところです。
時系列で追うと…
12:48 地震発生
12:50 長野市災害警戒本部設置
13:10 第1回災害警戒本部会議
15:30 本部連絡員会議
16:57 15:30現在の「長野県北部の地震について」、庁内に伝達
17:00 長野市ホームページ「危機管理防災課」のページに情報アップ
17:02 議会事務局から議員にfax
被害が少なかった今回の地震から、初動や情報伝達の面で教訓を引き出しておくことが重要だと思います。
因みに、県では、今朝8:00現在の情報をアップしています。