公民館ステージでは、舞踊やコーラス、ダンスなどの芸能部門の発表会が、また体育館では盆栽や書道・華道の展示、成人学校の受講生の皆さんの作品展示が行われました。
いずれも力作揃い、発表の場があることは張り合いとなります。手作りの文化芸術を通し、心豊かな時間を共有することができました。
今年は、地元の松ヶ丘小学校の合唱、裾花中学校吹奏クラブの発表に加え、山王小学校落語クラブの2人の児童による落語会が行われました。また、裾花中学校美術部の20作品も展示されるなど、地元小中学校の参加が一回り大きくなったことが特徴です。
背景には、既存の文化芸術団体のメンバーの高齢化により、発表者や作品展示者が少なくなってきていることがあるようなのですが、世代を超えた文化芸術の発表・交流の場として、例えば長野工業高校の美術部(あると思うのですが)や音楽バンドの発表とか、どんどん進化していくことを期待したいものです。
そんな意味のあいさつをさせていただきました。
午後には、10年ぶりくらいに松代大本営地下壕のガイド役を務めました。川崎市職労の清掃支部の皆さん18名で、人権センター長野を経由して依頼されたもの。実はピンチヒッターだったため、久しぶりに付焼き刃の予習をし、3時間くらいをかけて、象山地下壕と地震観測所の壕を案内しました。
30代の皆さんが中心だったのですが、在日朝鮮人の組合員(職員)が3人参加していました。川崎市は1996年から市職員採用にあたっての国籍条項を撤廃しています。
在日外国人の地方参政権も話題にのぼり、いい交流ができました。
ところで今日13日は「母の日」。一日前になりますが12日の土曜日、急に思い立って、妻と一緒にカーネーションの花を見繕って、富山市の実家に母を訪ねてきました。前にも書いたと思いますが、85歳の母は認知症で私のことが誰だかわからなくなっています。「お兄さん(こんな風に呼びます)、こんな素敵な花をありがとう。で、何のお祝い」と母、「明日は母の日、おふくろさんへの感謝の気持ちだよ」と私。一抹の哀しさも、これありですが、嬉しそうに応えてくれる母の笑顔に、そして、元気でいてくれることに感謝です。
富山県立近代美術館で「黒田清輝展」が催されており、鑑賞してきました。後に奥さんとなった芸者をモデルにした「湖畔」(重要文化財)で知られる近代日本洋画の巨匠のひとり。この「湖畔」はもとより、有名な裸婦像である「智・感・情」も展示されていて、芸術鑑賞のプレミアム付きの富山往復・母への感謝デーでした。
帰路、黒部あたりで高速道路から、水平線に沈む見事な夕日と夕日に映える立山連峰を観ることができました。ホントに綺麗でした。写真に残せなかったのが残念です。