25日、市内32の住民自治協議会と長野市の共催で2回目となる「住民活動フォーラム2011」が若里市民文化ホールで開かれました。午前中に市長への要請活動を行った後、第1部だけでしたが参加してきました。 本格稼働2年目となる住民自治協議会の活動をアピールするとともに、互いに研鑽しあい活動のすそ野を広げることが狙い。今年は、篠ノ井地区の「文化財活用による地区活性化事業」や古里地区の「ウェルカム3才児プロジェクト」、芋井地区の「飯綱高原青空公民館活動」など5地区の活動発表が行われました。各地区とも試行錯誤しながらなのでしょうが、それぞれの地域の特性を生かしながら「地域を活性化させ、住み続けたいまちにしたい」との熱意が伝わります。
第2部では、兵庫県加古川市から「加古川グリーンシティ防災会」の大西賞典さんを招き『防災の輪広げるコツ、「生活防災」-防災の概念をぶっ飛ばせ』と題した講演会も開かれました。演題が刺激的なので興味があったのですが、アルピコ交通労働組合川中島バス支部の定期大会に参加するため失礼しました。
2回目は住民自治協議会が長野市行政と並列で主催団体となりました。形式的なことですが、住民自治の本質なるものを考えたときに一歩前進だと思います。今後、32自治協の経験交流を深め、自立した活動をめざし、全体的な活動の底上げを図っていくために、今は行政側との連絡調整という位置づけしかない「自治協連絡会」の在り方を見直していくこと、すなわち機能を強化していくことが課題だと考えます。
残念だったのは、昨年の初回に比べ参加者が少なかったことです。「動員しない」との基本に一定理解はしますが、せっかくの企画ですから、参加者が学び合えるような配慮も必要では思います。