5月1日、長野市城山公園で第88回長野県中央メーデーが開かれ、3,500人余(主催者発表)が結集しました。
あいにくの雨、傘が並ぶメーデー会場となりました。

今年のメーデーのテーマは、働き方改革、長時間労働の是正です。
メーデー宣言とともに「長時間労働是正する取り組みの強化に向けた特別決議」が採択されました。
メーデーは、1886年5月1日のアメリカ・シカゴでの労働者のゼネストが起源、8時間労働実現の原点となる「日」です。
1890年5月1日に第1回国際メーデーが開催され、日本国内の第1回メーデーは、1920年(大正9)になります。東京・上野公園で「治安警察法の撤廃、失業反対、最低賃金法の制定」をスローガンに開かれました。
1931年、満州事変を機に日中戦争、そして太平洋戦争に突入する中、労働運動は弾圧され、メーデーは中断を余儀なくされます。再開されたのは、戦後の1946年です。
21世紀の治安維持法である共謀罪法案が国会で審議されています。
労働運動の厳しい闘いの歴史を振り返り、憲法で保障される思想・信条の自由、結社の自由の今日的意義を問い返したいと思います。
働く者の団結を広げ、非正規雇労働者の組織化も待ったなしの課題です。
労働者を中心とする社会改革勢力の再構築が問われています。88回目のメーデー、末広がりを期待したいと思います。
中央式典に連合推薦議員として参加したのち、中央通りのセントラルスクウェア前でデモ隊にエールを送りました。